あなたを縛る不要な観念一覧【観念シリーズ】
「はじめてのインナーチャイルドケアBOOK」でも解説しているとおり、生きづらさの理由は「偏った思考のクセ」です。(P6)
そして、偏った思考のクセの元になるのが「不要な観念」です。(P17)
「観念」は別の言葉で、「スキーマ」や「コアビリーフ」などと言われ、あなたのインナーチャイルド(潜在意識)が頑なに信じていることです。
幼少期から知らず知らずのうちに刷り込まれてきた、周りの人たちからの「呪い」と言い換えることもできます。
今はまだ実感がないかもしれませんが、ちいさな頃にどんな言葉をかけられていたか、どんな風に扱われていたか、そんなことがおとなになってからのわたしたちに大きく大きく影響しているのです。
それはどんなに普通に育ったつもりでも。
かけられてしまった不幸の呪いを解くには、いったいどうしたらいいのでしょう?
※この記事内で使用される「症状」「病」「発症」「診断」などの言葉は、観念による呪縛を病気に例えて解説しているものであり、医学的な意味を含むものではありませんので、予めご了承ください。
観念とは?
「観念」は、個人がものごとに対して抱く主観的な考えのことです。(客観的ではない)
その人があたりまえに「そうだ」と信じていることで、無意識にかけている色眼鏡のようなものです。
幼少期から知らず知らずのうちに刷り込まれてきた、周りの人たちからの「呪い」とも言えます。
わたしたちは、「観念」に縛られ、日々悩んだり迷ったりしています。
この記事では、アダルトチルドレンタイプ別のよくある観念をまとめましたので、ぜひチェックしてみてください。
観念に関する詳しい解説や解決の道のりについては、こちらの記事をご参照ください。
▶「観念」が世界を創る。
☞アダルトチルドレンタイプ診断でご自分のタイプをチェックしてから、ご覧ください。
ケアテイカータイプが持ちやすい観念
- 人の役に立たなければ価値がない
- 困っている人がいたら助けてあげなくてはいけない
- 自分を優先してはならない
- いつもわたしばっかり損をする
- わたしはいつも面倒なことに巻き込まれる
幼少期から、「家族の役に立つこと」でその存在を認められることが多かったケアテイカーさんは、おとなになってからも人の役に立つことで、自分の存在価値を見出そうとする傾向があります。
そのため、自己犠牲を美徳とし、周りの人を優先するような観念を多く持ちます。
ヒーロー・ヒロインタイプが持ちやすい観念
- 完璧でなくてはならない
- 期待に応えなくてはならない
- 失敗は恥だ
- 認められなければ価値がない
- 途中で投げ出してはいけない
幼少期から、「周りの人より優秀であること」でその存在を認められることが多かったヒーロー・ヒロインさんは、おとなになってからも人よりも抜きん出ていることで、自分の存在価値を見出そうとする傾向があります。
そのため、優劣や勝ち負けにこだわり、失敗を恐れる観念を多く持ちます。
クラウンタイプが持ちやすい観念
- わたしさえがまんすれば丸く収まる
- ひとりではなにもできない
- 人を不快にしてはならない
- 争いを鎮めなくてははならない
- わたしは尊重されない
幼少期から、「頼りなくかわいげがあること」でその存在を認められることが多かったクラウンさんは、おとなになってからも人との争いを避け、その場を和ませるような振る舞いをすることで、自分の存在価値を見出そうとする傾向があります。
そのため、自己主張よりも和を重んじるような観念を多く持ちます。
スケープゴートタイプが持ちやすい観念
- 他人なんて信用できない
- わたしは人に嫌われる
- 甘えず強くなければならない
- 人と同じではいけない
- わたしは大切にされない
幼少期から、「ひねくれた態度を取ること」でその存在を周りにアピールしてきたスケープゴートさんは、おとなになってからも人とはちがうやり方で、自分の存在価値を見出そうとする傾向があります。
そのため、他者と迎合せず敵対するような観念を多く持ちます。
ロストワンタイプが持ちやすい観念
- わたしなんていてもいなくても誰も困らない
- 期待してはいけない
- 人はわたしといても楽しくない
- どうせ報われない
- 出る杭は打たれる
幼少期から、目立ったり自己主張したりせず、「おとなしくしていること」がいちばんの安全策だったロストワンさんは、おとなになってからも厄介ごとに巻き込まれないように、努めて冷静でいようとします。
そのため、多くを期待せず諦めることを良しとする観念を多く持ちます。
その他の観念
その他、アダルトチルドレンタイプ別に分類しきれない「観念」もたくさんあります。
日本ならではの観念も多いです。
- 親には感謝すべきだ
- 親孝行すべきだ
- 子は親の言うことを聞くべきだ
- 年長者を敬うべきだ
- 男は女を守るべきだ
- 女は男に尽くすべきだ
- 結婚することが幸せだ
- 子どもを産んで一人前だ
- 友だちは多い方がいい
- お金が無いと不幸になる
- お金の話は下品だ
- 学歴が高い方が価値がある
- 収入が多い方が価値がある
- 謙虚であるべきだ
- 人に迷惑をかけてはならない
などなど・・・
あなたを縛る観念は?
あなたの生きづらさにつながる観念は見つかりましたか?
ここに書かれているのはほんの一部です。
この他にも、本当にたくさんの観念があり、自分ではなかなか気づけないことも多いです。
あたりまえのことですが、生きづらさを手放すためのアプローチは、おひとりおひとり異なります。
今までちがう人生を歩んできたのですから、全員同じやり方で楽になれるわけではありません。
まずは、自分がどんな観念を持っているかを知ることで、グンと道筋が立てやすくなりますので、ぜひ考えてみてくださいね。
わたしの元には、これまでに学んだことや過去の受講生さんとのやり取りの中で蓄積してきた観念のデータベースがあります。
インナーチャイルドケア講座では、じっくりお話をうかがいながら、あなたの不要な観念を探っていき、生きづらさの原因を突き止め、そして、それを手放すためのケアメソッドをお伝えしています。
気になる方、まず入門講座にお越しください!