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【お悩み相談】ワクワクに従ってもいいことなんてない!引き寄せの法則ははごく一部の限られた人のためのもの!?

    
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【お悩み相談】ワクワクに従ってもいいことなんてない!引き寄せの法則ははご...

ご相談者さま:ター子さん(40代・女性)

いつもYouTube楽しみに見させていただいております。
先日森さんのYouTubeを拝見していたら、「心が躍ることをしてみてください」とおっしゃっていましたね。
そのことについて質問をさせてください。

私は以前からスピリチュアルに関心があり、引き寄せの本などを読んだり動画を見たりしています。
そこでもやはり森さんがおっしゃっていたとおり、「ワクワクに従った方がいい」という言葉を目にします。

それで、これまで、自分の人生を生きようといろんなことに挑戦してきました。
森さんのように人を癒す仕事がしたいと思いカウンセラーを志したこともあります。
実際に、起業塾のようなところに通っていた時期もありました。
ブログを書いてみたり、同じ志を持つ人との交流などもしてきました。
でも、やってもやってもちっともうまくいかず、「どうせ自分はダメだ」「わたしにはできない」と自己肯定感をさげるばかりです。
ワクワクにしたがってやればやるほど自分の無力さを思い知らされ、人生がつまらなくなっていきます。

森さんのお考えを否定するつもりはないのですが、ワクワクにしたがってうまく行くのは、ほんの一握りの選ばれた人なのではないかと思ってしまいます。
能力のない人間がいくらワクワクに従ったところで、望む結果になんてならないのではないでしょうか?
卑屈な質問ですみませんが、森さんのお考えを聞かせていただければ幸いです。

森からのお答え

ター子さん、ご質問ありがとうございます。

「ワクワクにしたがって生きる」

この言葉は、スピリチュアル界隈では本当によく見聞きしますよね。

わたしはそちらの畑の人間ではないですが、心理学も突き詰めるとやはり、同じところにたどり着くと思っています。

「ワクワクに従って生きる」のわたしなりの解釈は以下のとおりです。

ワクワクする=インナーチャイルドがよろこぶ

ワクワクに従う=本来の自分に戻っていく

ワクワクに従って生きるとは、他の人の期待に応える(またはあえて反発する)他人軸の人生をやめて、自分の内側の声を聴き、自分軸で決断し、行動し、本来の自分に戻っていくことだと思っています。

本来の自分の姿を見つめてみると、わたしたちはみんな、それぞれ自分にしかできないことがあることに気づきます。

絵が上手な人もいれば、音楽が得意な人もいる。

もちろん、絵が上手な人は山ほどいますが、その中でも水彩画・油絵などの専門分野がありますし、さらに細かな技法などで細分化していくと、最後には必ず、その人にしか描けない絵になるハズです。

世の中にはわたしと同じように人の心の癒しに携わるお仕事をされている方はたくさんいらっしゃいますが、その中のインナーチャイルドケア、そしてわたしが開発したオリジナルのメソッド(ICCM)という風に掘り下げていくと、わたしのこの仕事もわたしにしかできない特別なものだという思いはあります。

そして、ター子さんにもきっと、ター子さんにしかできないことがあるはずです。

こんな風に自分の心がワクワクすることをどんどん深堀りして追求していくと、なんとなくでやっている人よりも、そこに注げるエネルギー量が多いので、自然とうまくいくようになります。

なので、「ワクワクにしたがって生きる」というのは、ただの精神論ではなく、とても理にかなった方法であると思っていますし、実際のところわたしもそうやって仕事をしてきて、自分の人生がどんどん豊かになっていくのを感じています。

ではなぜ、ター子さんのように、ワクワクの声に従ってもなかなか自分望むような展開にならないということが起きるのか。

その答えは、「そこに癒しを必要としている感情が残しているから」です。

たとえば、

ター子さんが、旅行先をハワイと沖縄で迷って、ワクワクに従った結果、ハワイを選んだとします。

お金や時間といった制限を取っ払って、最大限ワクワクする選択をしました。

にもかかわらず、現地に着いたら税関で2時間も捕まり、予約していたホテルはダブルブッキングで小さな部屋に移され、ツアーガイドの態度が高圧的。

レストランの料理もいまいちで、慣れないサンダルで靴擦れになり、挙句の果てにどこかでパスポートを落としてしまった。

こんなさんざんな体験をしたとき、ター子さんはきっと、ワクワクに従ってした選択を猛烈に後悔するでしょう。

「あーあ、なんで無理してハワイなんて選んだんだろう。沖縄にしとけばよかった。言葉だって通じるし、トラブルがあったらすぐ旅行会社に言えばいい。パスポートだってそもそも持って行かないから落とすことだってなかったわけだし。」と。

だけど、本当はちがうんです。(とわたしは思います。)

ワクワクはちゃんとター子さんを導いてくれているのです。

ここでまた別のたとえを持ち出します。
引き寄せをカーナビに例えるアレです。(スピ界隈ではよくある例えですね。)

ター子さんが車に乗り込み、カーナビに「カウンセラーの仕事で成功する」という目的地にセットするとします。

あたりまえですが、アクセルを踏むと、車は動き出しますね。

そしたらそのうちきっとカーナビは、「500m先、右方向です」というように、目的地にたどり着くためのナビゲートをはじめます。

このガイダンスの声こそが、ワクワクです。

じゃあ、その「500m先、右方向です」のガイダンスに従ってたどり着くのはどこでしょう?

目的地でしょうか?

ちがいますね?

1回曲がっただけで目的地にたどり着くなんてことってほとんどなくて、たいていは、ナビに従って、次々と進路を変えなくてはいけません。そのための中継地点への行き方が示されるだけです。

そこを通過することで最短距離で目的地に向かえるということです。

旅行のたとえに話を戻すと、ター子さんがワクワクに従って選んだハワイは、カーナビでいうところの中継地点です。

そこに行けば、沖縄に行くより最短距離で目的地に向かえるよ、というナビゲートに従ったわけです。

その結果、さんざんな体験をしたわけですが、だからといってそこから踵を返して逆方向に進めば、目的地が遠のくばかりなんです。

じゃあ、どうするのが正解か。

そこで体験したできごとから生まれる感情を、とにかくとことん味わい尽くすことです。

悔しさ、悲しみ、情けなさ、孤独感、無力感、絶望感・・・

そのときに沸いてくる感情をそのまままるっと受け止めてあげることです。

なぜそんなことをしなくてはならないのか。

それは、ハワイで沸いた感情は、元々ター子さんの中にあったものだからです。

数々のアンラッキーなできごとをきっかけに、幼少期からこれまで溜め込んできた感情があふれ出しているに過ぎないからです。

これらの感情を抱えたままでは、目的地にたどり着くための足かせになるのです。

溜め込んでいる感情を手放すために、できごとに対して沸いた感情をしっかりと受け入れ癒すことが大切で、それをすることが、ター子さんが目的地にたどり着くための最短距離というわけです。

ナビの指示に従わず迂回路を行っても、またどこかのタイミングで癒さなければならないタイミングが訪れ、それをせずには永遠に目的地にたどり着けないようになっています。

また、はじめからワクワクを無視して沖縄を選んでいたら、ハワイのような感情体験はできず、目的地には近づけないのです。

ここが重要ポイント!

ワクワクに従っていれば、イヤなことが起きないわけではありません。

ワクワクは羅針盤じゃなくてカーナビです。

ワクワクは、目的地に向かう直線距離ではなく、最短ルートを示してくれているのだということを知っておいてください。

だから、ただワクワクに従っているだけでは、願いは叶わないのです。

ワクワクに従って進んだ先に待っているできごとで生じる感情をしっかり味わい尽くしてこそ、次のガイダンスの声を聞けるのです。

そしてもうひとつ。目的地は、進んでいる途中で変化するものです。

というより、進んでい途中で「あ、これは本当の目的地じゃなかった」と気づくことがあります。

きっと、多くの人ははじめに思っていたゴールとはちがうところにたどり着くはずです。

わたしもまだ道半ばではありますが、目的地はどんどん変化していきます。

はじめに設定していた目的地は、「自分軸のふりをした他人軸のゴール」だということに気づかされました。

  • 人の役に立って承認されたい。
  • 周りの人から一目置かれたい。
  • 地位や名声を得ることでバカにした人たちを見返したい。

わたしの当初の起業目的には、少なからずこんな下心があったのです。

何度も何度も中間地点で痛い目をみて、そして癒しを続けたことで、今、やっと少しずつ本当に望む人生が見えてきたように思います。

だから、ター子さん。

ター子さんが、ワクワクに従って、カウンセラーさんを志したことは間違いなんかじゃないんです。

途中で経験した数々の苦い経験は、ター子さんが目的地にたどり着くのに必要なものだったんです。

  • なかなかお申し込みが入らない焦り
  • 自分なんか誰にも必要とされていないんじゃないかという無価値感
  • 他の人はどうしてうまくいくの?という嫉妬心
  • わたしはあの人に負けているという劣等感
  • この先一生このままだったらどうしようという恐怖

これらの幼少期から抱えていた感情を癒すための絶好のチャンスだったんです。

そこを乗り越えなければ、次のガイダンスは聞こえてきません。

この先何かにチャレンジをされる際にはぜひ、起こることすべてを癒しの材料にして、感情を味わい尽くしてくださいね。

そしたらきっと、その次のガイダンスが聞こえてくるハズです。

その積み重ねで、道が開けていきます。

ター子さんだけでなく、この記事を読んでくださっているみなさんにお伝えしたい。

引き寄せは、ほんの一握りの選ばれた人にだけ起こるわけではありません。

ワクワクに従ってその先に待っているできごとから生じる感情を味わい尽くせば、誰でもしあわせに向かっていきます。

みなさんにはみなさんにしかできないことが必ずあります。

まずは、シートに座って、エンジンをかけてみてくださいね^^

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