生きづらさを手放して自分と仲良く生きていく

遅れてきた反抗期。子どもの頃の不満を親にぶつけてみる。(トラウマ返し)

    
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遅れてきた反抗期。子どもの頃の不満を親にぶつけてみる。(トラウマ返し)

幼少期に負った心の傷(発達性トラウマ)を、親に反抗して返そうとすることを「トラウマ返し」といいます。
おとなになってからトラウマ返しを試みる人も多くいますが、果たしてその結果は?

反抗期はトラウマ返し期

思春期になると、多くの子どもは親に反抗的な態度を取るようになります。

親に反抗的な言葉を使ったり、無視したり、イライラをぶつけたり、召使いのように命令したり、「あのときああしてほしかったのに」と過去の恨みごとを言ったり・・・

この俗にいう「反抗期」ですが、子どもはただ無意味に親にあたり散らしているわけではありません。

幼少期に負った心の傷(発達性トラウマ)を、おとなになる一歩手前で親に返しにきているのです。

▶参考:原因不明の生きづらさは「発達性トラウマ」のせいだ!!

反抗期は、トラウマ返し期です。

トラウマを持ったままおとなになるのは苦しいから、決死の思いで親に返しにきているんです。

子どもが反抗的になると言うことは、それだけ親が傷つけてきてしまったということなんですね。

それって受け止める側の親にとってはしんどいことですが、それでも反抗するということは、「親がこの苦しみをわかってくれるかもしれない」という期待の裏返しでもあるだろうと思うのです。

ここで親が返品受け取り拒否をしてしまうと、子どもは心に傷を抱えたまま身体だけおとなになってしまいます。

アダルトルドチルドレンの反抗期

生きづらさを感じている人は、思春期に反抗期をしっかりやりきらないままおとなになってしまった人です。

反抗期をやり切れず、おとなになっても幼少期の心の傷を抱えたまま癒しを必要としている人がアダルトルドチルドレンなのです。

▶参考:アダルトルドチルドレンとは?

お客さまに聞いてみると、反抗期をやり切れなかった理由はだいたいこんな感じです。

  • 親があまり家にいなかった
  • 親が聞く耳を持ってくれなかった
  • 親に話が通じなかった
  • 親が未熟すぎて話にならなかった
  • 親が笑ってごまかすばかりだった
  • 親から返り討ちに遭ってしまった
  • 親が泣き出したので途中でやめてしまった
  • 親に言っても仕方ないと諦めてしまった
  • 親を傷つけないよう言わないでおいた
  • 言おうとしたら他の人から止められた

大別するなら、

試みたけれど、しっかりと受け止めてもらえなかったパターン

と、

試みることすら諦めていたパターン

この2極です。

あなたは、どちらのパターンでしたか?

これはわたしの持論ですが、

前者は、反抗期が長期化するけれど結局返せないので、他人に対して不信感や怒りを覚えることが多くなるように思います。

周りからは「万年反抗期」なんて揶揄されたりしますが、それは親が受け取るべきときにちゃんと受け取らなかったからです。

後者は、人に対して怒りを露わにすることが苦手で、自分責めをしがち。無自覚のまま自分の中に感情を溜め込んでいます。

たまに我が子に反抗期が無かったことを誇らしげに話す人がいますが、それがどれだけ恐ろしいことかに気づいていないのです。(幼少期に心の傷を負わない子なんてほとんどいませんから。)

いずれに場合も、あなたが今生きづらいのは、幼少期に負った心の傷(発達性トラウマ)を親に返しそびれて今なお抱えているからです。

おとなになってからのトラウマ返し

わたしのお客さまの中には、おとなになってから親に反抗したという勇者もいらっしゃいます。

「わたしがこんなに生きづらくなったのはお母さんのせいだよ!」

「あのとき本当につらかった。なんでわかってくれなかったの!」

「世間体ばっかり気にして、ぜんぜんわたしのことなんて考えてくれてなかったじゃない!」

こんな風に遅れてきた反抗期をやってみた方に、まずは「ナイストライ!」と申し上げたいです。

きっとすごく勇気がいったと思います。

震えながら泣きながら決死のトライだったと思います。

だけど残念なことに、このトライに成功したという話は、めったに聞きません。

親が真摯に受け止めて、心からの謝罪をしてくれて、後腐れなく幼少期のトラウマをすべて返品し終えるだなんて親の器がよほどデカくないと無理だし、そもそもそれができるのなら思春期にトラウマ返しをできているはずですものね。

  • 「そんなこと忘れた」などと取り合ってくれない
  • 「いまさらそんなこと言われても困る」などと突き返される
  • 「わたしだって大変だったのよ!」と被害者面をする
  • 「お母さん悲しくなっちゃう」なんて泣かれたりする
  • 歳を取った親を責めてしまって罪悪感をおぼえる

たいていこんな悲しい結果に終わって、さらに深い傷を負ったソルジャーを何人も見てきました。

もちろんトラウマ返しを試みたことに価値があるとは思うのですが、結局生きづらさが増してしまっては元も子もないなと感じます。

わたしはトラウマ返し反対派ではないですが、デメリットよりもメリットの方がおおきい場合だけにしてほしいなと思っています。

無論、返り討ちにあってようやく親を諦められるなら、それはおおきなメリットです。

そのためのトラウマ返しなら大賛成です。

自分で自分を癒すという選択

では、トラウマ返しができない人は、何をすればいいか。

わたしの答えは、インナーチャイルドケア一択。

年齢を重ねた親に自分の子育てをやり直してもらうことはとっとと諦めて、自分で自分の母になり心の傷を癒すというやり方がいちばん低リスクで手っ取り早いと思っています。

自分の経験やたくさんのお客さまとの対話を重ねる中でわかったことは、おとなになった今、自分のことを完璧に癒せるのは自分だけだということです。

パートナーも友人も支えにはなってくれますが、お母さん代わりにはなりません。

お母さん代わりにしようとすればそこには共依存が生まれ、健全な人間関係にはならないのです。

本来親にしてもらえることを自分でするなんて理不尽ですし、なんか納得いかない気持ちになっちゃうのもわかります。

でも、だからといって先延ばしにし続けて結局人生損しているのはあなたです!!

自分で自分を幸せにして、「いろいろあったけど、この親に育ててもらったから今のわたしがあるんだな」と言えるようになったら報われるのです。

自分の人生自分で引き受けて精いっぱい楽しんでみませんか?

【まとめ】
●反抗期はトラウマ返し期。幼少期に負った心の傷(発達性トラウマ)を、おとなになる一歩手前で親に返しにきている。
●反抗期をやり切れず、おとなになっても幼少期の心の傷を抱えたまま癒しを必要としている人がアダルトルドチルドレン。
●反抗期をやり切れなかった理由はさまざま。「試みたけれど、しっかりと受け止めてもらえなかったパターン」と「試みることすら諦めていたパターン」に2分化される。前者は、他者への不信感や怒りが増幅しがち。後者は自分責めをしがち。
●今生きづらいのは、幼少期に負った心の傷(発達性トラウマ)を親に返しそびれて今なお抱えているから。
●おとなになってからのトラウマ返しに成功する例は少ない。さらに心の傷を深めるケースが多い。
●トラウマ返しの代わりにおすすめしたいのがインナーチャイルドケア。自分で自分の母になり心の傷を癒すというやり方がいちばん低リスクで手っ取り早い方法。
●おとなになった今、自分のことを完璧に癒せるのは自分だけ。

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