【AC解説】ヒーロー・ヒロインタイプと恋愛（アダルトチルドレン）
アダルトチルドレンは、日常生活のさまざまなシーンで問題を抱え込みます。
この記事では、「ヒーロー・ヒロイン」が抱える恋愛の悩みについて解説します。
アダルトチルドレンの解説はこちら
▶アダルトチルドレンとは？
ヒーロー・ヒロインタイプの解説はこちら
▶ヒーロー・ヒロインタイプ
ヒーロー・ヒロインタイプの恋愛傾向
完璧主義で理想が高いヒーロー・ヒロインタイプは、恋愛でもひといちばいの高みを目指します。
人がうらやむような相手をパートナーにして、人がうらやむような恋愛がしたいと考えます。
パートナーや周りの人からの自分に対する評価も気にするので、理想的なパートナーであろうと努力します。
仕事ができて、頭もいい。
落ち着いていて、しっかりしている。
親にも安心して紹介できる、いわゆる自慢の彼女（彼氏）になるのがこのタイプです。
ヒーロー・ヒロインタイプの恋愛相手
ヒーロー・ヒロインタイプは、自分が相手にとって理想的なパートナーでいようとするだけでなく、恋愛相手へにも自分の理想通りの存在でいてくれることを強く望みます。
「自分にふさわしいかどうか」「周りの人の目にどう映るか」「親がどう思うか」などを基準にパートナー選びをしがちです。
また、男性（ヒーロー）の場合は、自分の才能や仕事をとことん褒めてくれるような、立ててくれるタイプの女性に惹かれる傾向があります。
パートナーからの「すごい！」「さすが！」「頼りになる！」などの言葉がうれしくて、さらに自分を良く見せようとがんばるので、恋愛をするとより一層仕事にも力が入ります。
プライドが高く褒めてもらいたいヒーロータイプの男性が、とことん尽くすケアテイカータイプの女性をパートナーに選ぶケースがとても多いです。
女性の場合も、容姿や地頭の良さなどを賞賛してくれる、褒め上手な男性に惹かれる傾向があります。
男性と違い、立ててくれる人というより、一緒にいてお互いを高め合えるような、頭の回転が速い人に惹かれる傾向があります。
学歴・職業・年収といったステータスもチェックして、自分の理想に合っているかを値踏みするようなところがあります。
女性の場合は、仕事に打ち込みすぎて婚期を逃す人も多かったりします。
ヒーロー・ヒロインタイプの恋愛の悩み
交際当初は誰もがうらやむ理想的なカップルだったりしますが、パートナーがあなたのすごさにだんだん慣れて賞賛の言葉をかけなくなると、もっと褒めてほしくて無理をしすぎてしまったり、ちゃんと評価してくれないことに怒りを覚えたりするようになり、悪循環が生まれます。
「付き合い始めたころはあんなに褒めてくれたのに、最近ちっともいいところを見てくれなくなった」そんな風に感じて不満をため込む人も多いでしょう。
また、完璧主義のヒーロー・ヒロインタイプは、相手にも自分と同じように努力することを求めがちです。
仕事・運動・ダイエット、、、
自分ががんばっているのだから、相手も頑張って当たり前という思考になりやすく、パートナーは次第に息苦しさを覚えるようになります。
このタイプは、結婚すると亭主関白またはかかあ天下になりやすく、自分にも他人にも厳しいため、ダラダラしている相手に露骨にがっかりしたり、不機嫌な態度を取ったりするようになったりもします。
自分の意見と異なる意見を主張されると、急に怒りだしたり機嫌が悪くなるケースも多く、亭主関白（かかあ天下）がエスカレートしてモラハラ気味になる可能性が高いのもこのタイプの人です。
ヒーロー・ヒロインタイプが恋愛で悩まないためには
ヒーロー・ヒロインさんの恋愛におけるいちばんの問題点は、求める理想が高すぎること。（相手だけでなく、自分にも。）
自分も相手も完璧ではないひとりの人間。
得意なこともあれば苦手なこともあるし、四六時中相手の理想通りではいられないのに、無理をして、無理をさせて、理想と現実のギャップにどんどん苦しくなっていってしまいます。
それに、恋愛相手はあなたの存在価値を高めるアクセサリーでもありません。
パートナーが立派だからといって、あなたの価値が上がるわけではないし、パートナー立派じゃないからといって、あなたの価値が下がるわけではないのです。
相手はあなたのために生きなくていいし、あなたも相手のために生きなくていいのです。
こんな風に理想を追いかけすぎてしまうのは、ヒーロー・ヒロインさんの抱える「人より優れていることが自分の存在価値」という思い込みから来ています。
人より劣っている自分に価値を見いだせず、いつでもなんでもどんなことでも、他者より上回っていようとする気持ちが、自分も恋愛相手も追い詰めてしまうのです。
あたりまですが、恋愛は勝ち負けではありません。
無理にがんばらなくても自然体でいられること、相手の自然体もまるごと受け入れられることで、安定したパートナーシップを結ぶことができます。
自分がどうありたいのか、何が自分の自然体なのかを大切にして、周りの目を気にせず、等身大の恋愛ができるといいですよね。
そのためにはまず、インナーチャイルドが握りしめている「人より優れていることが自分の存在価値」という強固な固定観念を手放すことが大切です。
がんばり過ぎては途中でしんどくなってしまうヒーロー・ヒロインさん。
インナーチャイルドを癒して苦しい完璧主義を手放し、もっと自然体で恋愛を楽しんでみませんか？
【入門講座を受けてみませんか？】
森ようこのインナーチャイルドケアメソッド(通称ICCM)は、アダルトチルドレン克服のお手伝いをしています。
入門講座では、これまでのべ1000人以上のアダルトチルドレンの方との対話を通じて蓄積したデータを基に、森ようこの最大の強みである洞察力と言語化力をフル活用して、あなたの生きづらさの真の問題に迫ります。
今あなたが抱えている問題をヒアリングし、最適なケア方法をアドバイスする個別適応性の高いレッスン内容となっていますので、自分ひとりで向き合うことに限界を感じているあなたにも、きっと満足していただけることと思います。
＼ 入門講座でインナーチャイルドを癒そう！ ／
※「インナーチャイルドケア入門講座」では「ヒーリング」の基礎部分をレクチャーします。
アダルトチルドレンの解説はこちら
▶アダルトチルドレンとは？
ケアテイカータイプの解説はこちら
▶ヒーロー・ヒロインタイプ
▶ヒーロー・ヒロインタイプと仕事
▶ヒーロー・ヒロインタイプと恋愛（この記事です。）
▶ヒーロー・ヒロインタイプと子育て
