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インナーチャイルドケア講座

インナーチャイルドがあなたに望んでいるたったふたつのこと

    
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インナーチャイルドがあなたに望んでいるたったふたつのこと

インナーチャイルドがあなたに望んでいることはふたつあります。
どちらもとってもシンプル。現実の子どもとまったく同じです。
でも、このふたつに取り組まないと、生きづらさは解放されていかないのです。

インナーチャイルドとチャイルド

わたしは、インナーチャイルドケアを専門に仕事をしている人間であり、子育てをしている母親でもあります。

インナーチャイルドケアをしていてしみじみ感じるのは、インナーチャイルドは本当にチャイルドそのものだということです。

無邪気で、あまえんぼうで、わがままで、自分勝手。

そんなインナーチャイルドがわたしたちに求めていることは、現実の子どものそれとまったく同じです。

お子さんがいらっしゃるかどうかに関わらず、みなさんの中には潜在意識という名の長子(長女・長男)が住んでいるのです。

その子を自分の子どものように大切に育てることが、インナーチャイルドケアです。

愛着形成に必要なもの

愛着形成をするには、子どもからの甘えと、一番身近なおとな(≒母親)の受け入れを繰り返すことが必要です。

幼少期の子どもは、親に甘えを存分に受け入れてもらえることで他者への信頼感を得ます。そして、自分は親に愛される価値のある人間だと思えることで、自分への信頼感も獲得していきます。

この自他への信頼感を基本的信頼感といい、この感覚をしっかり持てている状態が、愛着形成ができたことを意味します。

ところが、おとなになってからも人間関係を築くのが苦手な人の多くは、愛着形成が不十分です。(重度の場合には「愛着障害」と診断されることも。)

基本的信頼感の構成要素である、

  • 他人への信頼感がないから、周りの人を敵か味方かの二分で考えてしまいます。
    敵とみなした相手には警戒心を露わに身構えます。逆に味方とわかったら境界線なく侵入してしまったりもします。
  • また、自分への信頼感がないから他人の目が気になり、自分が「どうしたいか」よりも他人に「どう見られるか」を優先した他人軸の言動になってしまいます。

そりゃ生きづらいに決まってますよね。

だから、子どもが幸せに生きられるようになるために、子育てには愛着形成が欠かせないのであり、生きづらさを抱えたおとなにもまた、同じように「愛着の再形成」が必要なのです。

チャイルドの望み

そして、ここでタイトル回収ですが、インナーチャイルドがみなさんに臨んでいるもの。

つまり、「愛着の(再)形成」に必要なものは、このふたつです。

  1. 共感
  2. スキンシップ

わたしは、自分の経験と長年のお客さまとのかかわりを通じて、愛着形成に必要なおとなの受け入れとは、①共感=感情に十分に共感をしてもらうこと、②スキンシップ=望むときに抱きしめてもらえること、だと確信しています。

幼少期のこのふたつが叶わなかったからこそ、わたしたちアダルトチルドレンは傷ついた心を抱えたままおとなになってしまったのです。

もっとシンプルな言葉で言い表すなら、「いっぱい甘えたい、いっぱい抱っこしてほしい」これがインナーチャイルドの真の望みです。

ね、子どもにホントそっくりなんです。

叶えられるのはあなただけ

おとなになった今、インナーチャイルドのその望みをいつでもそばにいて叶えてあげられるのは、この世でたったひとり。あなただけです。

たとえ恋人同士であっても、あなたの母親代わりにはなれません。多少の支えにはなっても十分に満たすことはできないのです。

自分のインナーチャイルドケアを他人に委ねることは育児放棄であり、相手への依存です。

インナーチャイルドの育児放棄をしている人が、自分の子どもに愛情を注ごうとしてもうまくいきません。強烈な嫉妬心をむき出しにするからです。

それが、子どもを可愛いと思えない、可愛いのに優しくできないといった悩みになり、また愛着形成が不十分なおとなが育つという負のスパイラルです。

こんな不幸な連鎖を止めるためのたったひとつの手段が、インナーチャイルドケアであるとわたしは考えています。

お母さんが、長子であるインナーチャイルドを先に満たさない限り、その子どもが十分に愛着形成をすることは不可能です。

インナーチャイルドケアで、幸せな未来を繋いでいきましょう。

【まとめ】
●インナーチャイルドはチャイルドそのもの。自分の子どものように大切に育てることが、インナーチャイルドケア。
●愛着形成に必要なものは、基本的信頼感(自他への信頼感)である。
●愛着形成がうまくいかないとおとなになってから人間関係に悩みを抱える。
●子育てに愛着形成が欠かせないのと同様、生きづらさを抱えたおとなには「愛着の再形成」が必要。
●「愛着の(再)形成」に必要なものは、①共感②スキンシップ。「いっぱい甘えたい、いっぱい抱っこしてほしい」これがインナーチャイルドの真の望み。
●おとなになった今、インナーチャイルドのその望みをいつでもそばにいて叶えてあげられるのは、自分だけ。
●他の人に自分のインナーチャイルドケアをゆだねることは育児放棄であり、相手への依存である。
●育児放棄をしている人のインナーチャイルドは、自分の子どもに愛情を注ごうとすると強烈な嫉妬心をむき出しにするため、子育てがうまくいかない。
●負の連鎖を止めるためには、自分のインナーチャイルドケアをすることが何よりも大切。

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