【保存版】インナーチャイルドの声を聞け! ~アダルトチルドレンタイプ別の本音解説~
あなたには、お母さんに言えなかったこと、ありますか?
生きづらさを感じている人はみな、「お母さんに言いたくて言えなかったこと」を抱えています。
言えなくて閉じ込めた言葉は、あなたの中に残って出口を探しています。
インナーチャイルドの声はひとによってさまざまです。
わたしの講座は、原則マンツーマンで行いますが、それはインナーチャイルドの声できるだけ正確に拾い上げるためだったりします。
複数人で話すとインナーチャイルドはなかなか本音を言いません。
インナーチャイルドの本音は、「お母さんに言いたくても言えなかったこと」に隠されています。
客観視はなかなか難しいものですが、アダルトチルドレンのタイプ別に考えればある程度の傾向は見えてきますので、ぜひこちらの記事をヒントに、みなさんのインナーチャイルドの本音を探ってみてください。
さきにアダルトチルドレンタイプチェックをしておくと理解が深まると思いますので、まだの方はこちらをどうぞ。
チェックが済んだら、各タイプの声の解説へ。
【各タイプの声】
●ケアテイカータイプの声
●ヒーロー・ヒロインタイプの声
●クラウンタイプの声
●スケープゴートタイプの声
●ロストワンタイプの声
●全タイプ共通の声
ケアテイカータイプの声
ケアテイカータイプは、「お母さんの役に立とう」「お姉ちゃんらしくいよう」とがんばってきた幼少期の方が多く、無邪気に甘えることが苦手です。
あなたがしっかり者なのは、しっかりしてるからじゃなくて、しっかりせざるを得なかったから。
自分でも気づいていないかもしれないけれど、がんばってるからしっかりしてるだけで、本当はそこまで強くないのかもしれません。
そんなインナーチャイルドの本音は、きっとこんな感じです。
- わたしだってもっと甘えたい
- あてにしないで
- そんなに強くないよ
- がまんしてがんばってることに気づいて
子どもの頃から周りに気を遣って、頼りになるしっかり者でいようとがんばってきたけれど、あなただって子どもだったんです。
「お姉ちゃん」や「お兄ちゃん」の前に、甘えん坊で頼りないひとりの子どもだったんです。
本当はもっともっとお母さんに甘えたかったし、子どもらしく無邪気にわがままも言いたかったハズ。
そんな思いを「無かったこと」にして抑圧しておとなになってしまったから、がんばりすぎて自滅したり、特定の甘えられる人に執着してしまったりするのです。
おとなになってもお姉ちゃん(お兄ちゃん)然としていることをやめられないあなたのインナーチャイルドはきっと、「たくさん甘えさせてくれること」をあなたに望んでいます。
それを存分に叶えてあげればきっと、お姉ちゃん役の重たい看板を下ろして、安心してのびのび寛げるチャイルドになるのです。
ケアテイカータイプの詳細はこちら
ヒーロー・ヒロインタイプの声
ヒーロー・ヒロインタイプは、「いい子でいよう」「お母さんの自慢の子でいよう」とがんばってきた幼少期の方が多く、ダメな自分を見せることが苦手です。
あなたが人一倍努力家なのは、なにも努力が好きなわけじゃなくて、周りの人に負けるわけにはいかないから。
自分でも気づいていないかもしれないけれど、期待に応えられずにがっかりされるのが怖いのであって、本当はそこまでがんばりたくないのかもしれません。
そんなインナーチャイルドの本音は、きっとこんな感じです。
- できないことだってあるよ
- そんなに期待しないで
- 別にいい子じゃないよ
- 無理していることに気づいて
子どもの頃からお父さんお母さんのよろこぶ顔が見たくて、いい子でいようとがんばってきたけれど、あなただって子どもだったんです。
「いい子」や「できる子」の前に、未熟で奔放なひとりの子どもだったんです。
本当はもっともっとのんびり寛ぎたかったし、子どもらしく無邪気に好きなことをしたかったハズ。
そんな思いを「無かったこと」にして抑圧しておとなになってしまったから、ちょっとの失敗で落ち込んだり、人と比べて負けず嫌いがやめられなかったりするのです。
おとなになっても優等生役然としていることをやめられないあなたのインナーチャイルドはきっと、「無条件で受け入れてくれること」をあなたに望んでいます。
それを存分に叶えてあげればきっと、優等生役の重たい看板を下ろして、安心してダメなところを見せられるチャイルドになるのです。
ヒーロー・ヒロインタイプの詳細はこちら
クラウンタイプの声
クラウンタイプは、「家族を和ませよう」「争いが起きないようにしよう」とがんばってきた幼少期の方が多く、自己主張することが苦手です。
あなたが自分の意見を言えないのは、意見が無いのではなくて、それを引っ込めてがまんしてきちゃって本音がわからなくなっちゃってるから。
自分でも気づいていないかもしれないけれど、あなたにはちゃんと力が備わっており、意外としっかりものだったりします。
そんなインナーチャイルドの本音は、きっとこんな感じです。
- わたしだってひとりの人間だよ
- できないって決めつけないで
- わかっていることもあるよ
- 顔では笑ってるけど、心では泣いてるよ
子どもの頃から周りの顔色を気にして、無邪気なお調子者のかわいい子を演じてきたけれど、もっとひとりの人間として尊重してほしいと思っていたのです。
「妹」や「弟」の前に、ちゃんとアイデンティティを持ったひとりの人間なのです。
本当はわかってることだってたくさんあったし、もっともっと意見を聞いてほしかったハズ。
そんな思いを「無かったこと」にして抑圧しておとなになってしまったから、おとなになっても自己主張が苦手で自分の意見を言えなくなっているのです。
おとなになっても可愛い妹(弟)然としていることをやめられないあなたのインナーチャイルドはきっと、「信じて尊重してくれること」をあなたに望んでいます。
それを存分に叶えてあげればきっと、マスコット役の重たい看板を下ろして、安心して自分の意見を言えるチャイルドになるのです。
クラウンタイプの詳細はこちら
スケープゴートタイプの声
スケープゴートタイプは、「どうせわたしなんか」「どうせ愛されてないんでしょ」とすねた幼少期を過ごしてきた方が多く、素直になることが苦手です。
あなたが素直になれないのは、本当に性格が悪いのではなくて、自分の本音を誰にもわかってもらえず、すねてこじらせてしまったから。
自分でも気づいていないかもしれないけれど、あなたはピュアなハートの持ち主で、ひといちばい優しくていいヤツだったりします。
そんなインナーチャイルドの本音は、きっとこんな感じです。
- うまく言えないだけなんだよ
- 本当はさみしいんだ
- 本当の気持ちをわかってほしい
- めんどくさそうな顔しないで
子どもの頃から素直になれなくて、ひねくれものを演じてきたけれど、お母さんにだけは本当の自分の姿をわかってほしいと思っていたのです。
「お荷物」や「トラブルメーカー」ではなく、ただお母さんに愛されたいだけのひとりの子どもだったのです。
めんどくさくて手のかかる子だけど、それでも無条件で愛して欲しいと思っていたハズ。
そんな思いを「無かったこと」にして抑圧しておとなになってしまったから、おとなになっても素直になることが苦手で、ついひねくれた態度をとったり、強がってしまうのです。
おとなになってもひねくれもの然としていることをやめられないあなたのインナーチャイルドはきっと、「どんなときも味方でいてくれること」をあなたに望んでいます。
それを存分に叶えてあげればきっと、ひねくれもの役の重たい看板を下ろして、素直に心を開けるようになるのです。
スケープゴートタイプの詳細はこちら
ロストワンタイプの声
ロストワンタイプは、「おとなしくしていよう」「迷惑をかけないようにしよう」と無理をしていた幼少期の方が多く、喜怒哀楽を人に見せることが苦手です。
あなたがクールな人に見られてしまうのは、本当にクールな人なのではなくて、たくさんの感情を押し込めて生きてしまったから。
自分でも気づいていないかもしれないけれど、本当はたくさんの感情を味わって、心豊かに生きていきたいのかもしれません。
そんなインナーチャイルドの本音は、きっとこんな感じです。
- 側にいて話を聞いて
- わたしを見て
- 一緒に遊ぼう
- もっとわたしを気に掛けて
子どもの頃からお父さんお母さんの負担にならないように、がまんしておとなしくしていたけれど、あなただって子どもだったんです。
「おとなしい子」や「手のかからない子」ではなく、感情豊かなひとりの子どもだったんです。
本当は思い切り笑ったり泣いたりしたかったハズ。もっとお母さんと一緒に遊びたかったハズ。
そんな思いを「無かったこと」にして抑圧しておとなになってしまったから、もはやなにを感じているのか自分でもよくわからなくなって、クールな自分でいるしかないのです。
おとなになってもアンドロイド然としていることをやめられないあなたのインナーチャイルドはきっと、「いつでも気に掛けてくれること」をあなたに望んでいます。
それを存分に叶えてあげればきっと、手のかからない子の重たい看板を下ろして、感情を豊かに表現できるチャイルドになるのです。
ロストワンタイプの詳細はこちら
全タイプ共通の声
タイプ別の声を聞いてみて、いかがでしたか?
ここに書いたことはあくまで傾向に過ぎず、すべてにあてはまるとは限りません。
また、複数タイプの混合の方もいらっしゃるでしょうし、場面や年齢によって役を演じて分けていた千両役者さんもいらっしゃるでしょう。
そして、さらに深く掘り下げてチャイルドの声を聞くには、インナーチャイルドケアの習得が必要です。
ただ、はっきりと言えることは、生きづらさを抱える人はみな、子どもの頃から本当の自分以外の何かの役を演じておとなになったということです。
それは、お母さんに愛されるベストな手段としてそのときどきで選び取ったものです。
面倒見のいい子も、がり勉優等生も、かわいいお人形さんも、本当はみんな演技をしていました。
子どもの考える手段ですから、それはときにゆがんだ形での演技となり、手に負えない不良だったり、引きこもりゲーマーだったりしたかもしれません。
それでも、ただただ大好きなお母さんに愛されるための演技をしていたのです。
そのために「お母さんに言いたかったこと」を飲み込んでしまったのです。
そんな健気な子どもたちの共通の願いは、お母さんにありのままの自分を愛してもらうこと。
演技をしていない生まれたまんまの自分を、無条件でそのまままるっと受け入れてもらうこと。
それがすべての子どもたちの切なる願いです。
おとなになった今、その願いを叶えてあげられるのは、世界中でたったひとり。あなただけ。
お母さんでも恋人でもカウンセラーでもなく、あなただけ。
それがインナーチャイルドケアです。
それぞれに背負った重たい看板を下ろして、自分らしく人生を歩けるように、インナーチャイルドの真の声に耳を傾けてみてくださいね。
そして、自分のインナーチャイルドの声をもっと聞いてみたいと思った方は、インナーチャイルドケア入門講座にお越しください!