【重要】HSPのお悩みは99%手放せる!!
入門講座でお客さまとお話をしていると、「HSP=生きづらい」の誤解がまだまだ根強いと感じます。
改めて、HSPとアダルトチルドレンの違いをしっかりと解説しておきます。
※これはあくまでわたしの考えであり、HSPの概念やHSP関連のご活動をされている方を否定するような意図は一切ありません。
ご自分の生きづらさについてあれこれ調べていて、「HSP」という言葉にたどり着き納得している人に、改めてお伝えしたい。
その生きづらさ、実はHSPのせいではありません!!
HSPとは?
HSPについてはいろんなところに解説記事があるので、もうご存じの方も多いと思いますが一応。
- Highly=ひといちばい
- Sensitive=繊細な
- Person=人
の頭文字をとって、「HSP」ですね。日本では「繊細さん」と呼ばれていたりします。
HSPはアメリカの心理学者エレイン・アーロン博士が提唱した心理学的な概念であり、病名や診断名ではないため、医師が診断を下せるわけではないということも、念のため付け加えておきます。
ちなみに、わたしのお客さまには、ご自身のことを少数派の「刺激追求型HSP(HSS型HSP)」と自認されている方が多いです。
HSPの四大特性
アーロン博士が定義したHSPの四大特性は以下のとおりです。
- D:ものごとを深く考える
- O:過剰に刺激を受けやすい
- E:共感力が高く感情反応が速い
- S:ささいな違いに良く気づく
4つの特性すべてにあてはまることがHSPの条件であり、ひとつでもあてはまらないとHSPではないとされます。
「O」の刺激過多になりやすいところなどは、神経発達症(発達障害)と類似しており、誤解されやすい部分でもあります。
SNSでよく見かける「HSPあるある」
そして、SNSを眺めていると、いまだによく流れてくるのが「HSPあるある」。
☑ 自分に自信がない。
☑ 周囲の人の目が気になる。
☑ 人に気を遣いすぎて疲れる。
☑ 人と比べて落ち込む。
☑ やりたいことがわからない。
☑ ぐるぐる思考がとめられない。
こんなチェックリストを見て、「わたしもHSPかも・・・」なんて思った方も多いのではないでしょうか?
実はわたし自身も心の学びを始めた当初、こういったあるあるばかりを追いかけすぎて、「HSPだから生きづらいんだ」と決めつけてしまっていた時期がありました。
特に「刺激追求型HSP(HSS型HSP)」のあるあるは、そのものずばりわたし過ぎて、自己理解が一気に進んだような気になっていました。
その誤解のせいで、生きづらさを手放すまでにずいぶんと遠回りをしてしまったので、この記事を読んでくださっている人、わたしに関わってくださっている人には、できるだけわたしの考える正しい情報をお伝えしていきたいと思っています。
HSPあるあるの正体
入門講座に来られて、「わたし、HSPかもしれません」とおっしゃっる方には、こちらのスライドをお見せしています。
HSPの四大特性と、生きづらさを抱えるアダルトチルドレンの特徴を、わたしなりにできるだけわかりやすく比較したものです。
①「D:ものごとを深く考える」というのは、思考の深度について言及したものであり、「ぐるぐる悩んで止められなくなる」というのとはちがいます。
②「O:刺激過多になりやすい」というのは、五感からの刺激に敏感なことを示したものであり、「周囲を警戒して過緊張状態になる」のとはちがいます。
③「E:人の気持ちがよくわかる」というのは、共感力の高さや、感情反応の速さを表現したものであり、「他人の顔色をうかがってあれこれ深読みしすぎる」のとはちがいます。
➃「S:ささいな変化によく気づく」というのは、洞察能力に優れていることを指すものであり、それについて「くよくよと落ち込んだりする」のとはちがいます。
- ぐるぐる思考が止められない
- 周りを警戒して過緊張になっている
- 他人の顔色をうかがってしまう
- ささいなことでクヨクヨする
これらは、HSPの四大特性と似て非なるもの。
実は、「アダルトチルドレン」の特徴なのです。
多くの「HSPあるある」に書かれているようなことは、HSPの特性をそのまま言い表したのではなく、アダルトチルドレンの特徴にあてはまるものだと考えています。
中でも特に誤解されやすいのが、③の「人の気持ちがよくわかる」という特性です。
HSPは、ひといちばい脳の神経細胞「ミラーニューロン」の働きが活発で、相手の気持ちが鏡で映しとるようによくわかるという特性(共感力)があり、相手の気持ちを勝手に深読みして、ああでもないこうでもないと、恐れたり怒ったりするアダルトチルドレンの特徴とはちがうのです。
これをご覧になったお客さまはもれなく、「わたしHSPだと思ってたけど、アダルトチルドレンですね・・・」と苦笑いされます。
ここ、とっても重要なポイントですので、ご納得いただけるまで読み返していただけたらと思います。
HSP兼アダルトチルドレンの人(HSPAC)
さんざん比較しておきながら言うのもなんですが、HSPとアダルトチルドレンは、本来比較するようなことではなく、まったく異なるふたつのベクトルです。
HSPは先天的な特性であり、アダルトチルドレンは後天的に身に着けた偏った思考のクセ(認知のゆがみ)によるものだからです。
つまり、生まれつきHSPでありながら、後天的にアダルトチルドレンになることもあり、どちらか片方だけではなく、両方を併せ持つことがあります。
むしろ、HSPは幼少期からの繊細さにより、ささいなことで心に傷を負いやすく、アダルトチルドレンになる可能性が高い特性の持ち主だと考えています。
その証拠に、わたしのところにご相談に来られる人の多くが、HSPの特性をお持ちです。
つまり「あなたはHSPじゃなくてアダルトチルドレンなんですよ!」と言いたいわけではなく、「HSPはアダルトチルドレンになりやすい条件のひとつにすぎない」のだということをお伝えしたいのです。
あなたがHSPであることを否定する意図はないのだということをご理解くださいね。
▶参考記事:毒親育ちじゃないのにアダルトチルドレンになる!? ~隠れアダルトチルドレン(HSPAC)~
生きづらさは手放せる
「HSPあるある」であげられているようなものが本当にHSPの特性によるものであるならば、HSPが先天的な特性である以上、HSPの人は生まれてから死ぬまで生きづらさを抱え込むことになります。
でも、ご説明してきたとおり、ちまたの「HSPあるある」であげられているような項目(自分に自信が無い・人の目が気になるなど)は、あくまで後天的に身につけた思考のクセによるものですから、そこさえ治せば生きづらさは手放せるのです。
つまり、「アダルトチルドレンを克服しさえすれば、HSPであろうがなかろうが幸せに生きることができる」というのが、わたしのたどり着いた解であり、この仕事を始めてからみなさんに一貫してお伝えしていることです。
わたし自身もHSPですが、アダルトチルドレンを克服したことで、お悩みの99%は手放すことができました。(体感値)
数年前までありとあらゆる人間関係に行き詰り、ぐるぐる思考で苦しくて仕方なかった自分がウソのように、毎日を快適に楽しく生きています。
ちなみに、残り1%は相変わらず五感が敏感なこと。HSPですから、まぶしい光とか強いにおいは苦手なままなのです。
でも、他のお悩みが無くなったら、そんなことはどーでもいいことと思えるようになりました。
アダルトチルドレン克服にはインナーチャイルドケア
わたしがアダルトチルドレンを克服するために取り組んだことは数あれど、結局、根本解決に導いてくれたのは、インナーチャイルドケアだけでした。
わたしが取り組んだときには、もちろん今のメソッドは無かったので、点々に散らばる情報をかき集め、トライアンドエラーを重ねながら、少しずつ自分を変えてきました。
幸いにしてインナーチャイルドの声を聞く力だけは授かっていたため、手探りながらも数年かかってどうにかこうにか生きづらさを手放すことができました。
その後、たくさんのお客さまとの対話を通じて体系化されたメソッドにまとめあげたのが、今みなさんにお届けしている、「インナーチャイルドケアメソッド(ICCM)」です。
メソッドを作るにあたって、いちばん意識したことは、「納得感」です。
生きづらい人の多くは思考中毒になっていて、納得感が無ければ続かないのです。
「だからこれに取り組む必要があるだ」と納得感を持って取り組んでいただけてこそ効果を発揮するので、根拠の無いフワフワとした耳障りがいいだけの話は極力排除しました。
しっかりとした心理学の理論に基づいてテキストや解説動画を作りあげていますので、理屈っぽい方にもご納得いただけることと思います。
まとめ
これまでのお話をまとめるとこうなります。
HSP(繊細さん) | AC(アダルトチルドレン) |
---|---|
生まれ持った先天的な特性。 | 後天的に身に着けた認知のゆがみによるもの。 |
繊細・敏感 | 生きづらい |
まぶしい光やおおきな音といった、五感からの刺激に対するお悩みなどがメイン。 | 人間関係のお悩みがメイン。恋愛・仕事・お金などの問題も抱えやすい。 |
対処療法のみ。繊細さは一生変わらない。 | インナーチャイルドケアで根本改善可能! |
HSPであってもなくても、生きづらいのは偏った思考のクセのせい。
「HSPだから生きづらいのは仕方ない」と言いながら一生を過ごすのは、あまりにもったいないと思いませんか?
準備は整っています。あとはあなたのやる気次第。
ぜひ入門講座にお越しください!