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【お悩み相談】わたし、二重人格かもしれません!? ~白い感情・黒い感情~

  
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【お悩み相談】わたし、二重人格かもしれません!? ~白い感情・黒い感情~

ご相談者さま:Hさん

道に迷ってる人、スーパーで卵を落として割っちゃう人など、人が困ってる場面によく出くわすというHさん。

卵を落として割っちゃう人を見るのは、今年に入ってもう4・5回目なんだそう。

こんなときに、「店員さんが気づいてくれて新しいたまごに替えてもらえるといいね…」という心配と
「あんらーw自業自得w」という意地悪さが両方うまれます。

ひとつのできごとに対して、白い気持ちと黒い気持ちが沸きあがってくるのはどうしてでしょう?
いったいどっちがホント?もしかして二重人格?偽善者?なんでしょうか?

というご質問をいただきました。

森からのお答え

Hさん、ご質問ありがとうございます。

年に4・5回も卵割る人見るって、、、なかなかですねw

きっとそのことにも意味があるのだと思いますが、今日は白い気持ちと黒い気持ちというところにスポットライトをあててお答えしていきますね。

精神疾患と多面性

誤解の無いようはじめにしっかりとお伝えしておきたいのは、今回のお話は精神疾患のお話ではないということです。

Hさんから「二重人格」という言葉がでましたが、「二重人格」という言葉が本来差すのは、ふたつの人格が交互に入れ替わり、それぞれが認識できていないような状態のことです。かつては「多重人格症」と呼ばれており、現在は「解離性同一性障害」という名前が付いています。

他に誤解されやすいものとして、躁状態と鬱状態を交互に繰り替える、「双極性障害(躁鬱病)」や、考えや思考にまとまりがなくなる、「統合失調症(旧精神分裂病)」などもあります。

今回はあくまで、正常な精神状態において、ひとつの人格の中で沸いてくる「うれしいけど素直によろこべない」「好きだけど嫌いなところもある」といったような複数の感情についての解説となります。

よって、「二面性」「多面性」という表現をさせていただきます。

人間の感情は複雑である

Hさんだけでなく、何かのできごとに際したときに、複数の感情が沸いて混乱する人は多いのではないかと思います。

できごとと感情が一対(いっつい)になっていると思われていることから起こる戸惑いですが、実は、人間の心は頭で考えているよりうんと複雑です。

ひとつのできごとから本当にたくさんの感情を感じているものです。

わかりやすいようにたとえ話を。

シチュエーション:友だちが結婚すると聞いた

  • え!ホント!?(驚き)
  • わぁ、おめでとう!(愛・祝福)
  • だんなさんどんな人なんだろう?(好奇心)
  • いいなー(うらやましい)
  • わたしはいったいいつになったらできるのかな?(焦り・不安)
  • 先を越されて悔しいな(嫉妬心・屈辱感)
  • こんなこと思っちゃうわたしってひどいな(罪悪感)
  • こんなんだから結婚でいないんだ(自己卑下・孤独感)

こんな感じです。

みなさんにもこういった揺れにはお心当たりがあるのではないでしょうか?

このように複数の感情のはざまで揺れることは、誰にでもあり、ごく普通の心の動きです。これが、多面性です。

どちらかが偽物ではない

自分の中のに隠し持つ黒い感情(相手を悪く思う気持ち・意地悪な気持ち)に気づいたとき、ショックを受けて「わたしってなんて性格が悪いんだ」と思ったり、Hさんのように「わたしって二重人格かも・・・?」なんて不安になるかもしれません。

そして白い自分は偽善の姿であって、本性はドス黒い人間なんだ、と自分に嫌悪感を抱くかもしれませんね。

逆に、黒い感情を見て見ぬふりをして(本当に気づいてないこともある)、頑なに白い部分だけを信じようとする人もいるかもしれません。

でも、どちらか片方が本物で、もう片方が偽物というわけでもないのです。

さきほどもお伝えしたように、できごとから複数の感情が沸くのはごく自然なことであり、その中には黒い感情も白い感情も入り乱れていて、グレーなものです。(多面性)

白黒思考の強い人は、どっちかに結論づけたくなるかもしれませんが、その必要はありません。

人は多面体の生きものである

繰り返しになりますが、黒い部分があったからといって、白い部分が皆無なわけではないですし、逆に白い部分がすべてで黒い部分がまったく無いなんてことはありません。

陰と陽、白と黒、ポジティブとネガティブ。そういった両方の要素を持ち合わせているのが人間です。

人間は多面体の生きものなのです。

自分の中の黒い気持ちに気づいたら、ただそれを「ある」と受け入れればOKです。

否定したり、消そうとしたりせず、ただ「ある」と認めることが大切です。

そのとき同時に白い気持ちもあることに気づき、白も黒もどちらも自分の一部であると理解します。

そのようにして、自分をまるごと受け入れ愛することが、自己肯定感なんですね。

そして、自己肯定感が育まれると、自然と他者に対しても受容的になることができ、このような場面に遭遇しても意地悪な気持ちを抱かなくなります。

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