「生きづらい」とは、「危険」を感じやすいこと 〜心の安全基地を育て直す〜
ICCM Newsletter – by Yoko Mori
Letters on Inner Child Care Method®
この記事について
※この記事はメールマガジン「インナーチャイルドケア通信」で配信した内容を掲載したものです。
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「生きづらい」とは、「危険」を感じやすいこと
本当は安全な場面でも、「危険」と感じてしまう。
これこそが「生きづらさ」だなと思います。
たとえば、
少し離れたところで複数人が固まって、何やら話し込んでいる。
そのうちのひとりと、たまたま目が合う。
これ、危険でしょうか?
たぶん、危険じゃないですよね?
でも、生きづらさを抱えている人の中には、
このような場面を、「危険」と感じてしまう人がいます。
目が合った途端に、
「わたしのことを悪く言ってるのかもしれない。」
そんな思考がわいてきて、
心臓がバクバクしたり、胃がキューっと痛くなったりする。
気のせいかもって思おうとするけど、なかなかうまくいかない。
心の火災報知器
こんなふうに、
「危険」を感じやすいというのは、
たとえるなら、感度の良すぎる火災報知器がついてるようなもの。
グリルで魚を焼いただけで、大きな音で反応してしまう、
みたいなことです。
火事など起きていないのに、危険などひとつもないのに。
みんなが気にも留めないようなことにも、
ひとつひとつ警報が鳴って「危険!」と感じてしまうから、
何もないのに疲れてしまうんですよね。
わたしもずっとそんな感じで生きてきたので、
このしんどさはとてもよくわかります。
心の安全基地を育て直すこと
じゃあ、どうしてそんなに「危険」を感じやすくなってしまったのか。
それは、あなたの中に「心の安全基地」がないからです。
子どもの頃、怖い体験をして危険を感じたときに、
「ここにいれば守られている」
「ここにいれば安心で安全」
そういう感覚をちゃんと持てていると、
おとなになっても、自分を落ち着かせやすくなります。
外の世界で何かあっても、
心の中に安心して戻ってこられる「安全基地」があることを、
インナーチャイルドがちゃんと知っているからです。
でも、何らかの理由によって、
十分にその感覚を育めなかった場合には、
「いつ何が起こるかわからない。」
「すぐに異変に気づかなくては。」
そんな緊張感で、常に心と身体が張りつめています。
だから、
人が集まって話しているだけで、
「わたしのことかもしれない」と警報が鳴る。
誰かが少し不機嫌そうに見えただけで、
「わたしのことを怒っているのかも」と警報が鳴る。
メールの返信が少し遅いだけで、
「もう嫌われてしまったかも」と警報が鳴る。
実際には何も起きていなくても、
無意識のうちに心と身体が、「危険!」と反応してしまうのです。
心の安全基地を育て直す
そんな人に大事なのは、
アサーショントレーニングよりも、
アンガーマネジメントよりも先に、
心の中に「安全基地」を育て直すこと。
インナーチャイルドの気持ちに気づいて、
「ここにいれば守られている」
「ここにいれば安心で安全」
その感覚を自分の中に育てていくこと。
インナーチャイルドケアは、まさに、
自分の中に自分だけの安全基地を作るということなんです。
今日のまとめ
・「生きづらさ」とは、本当は安全な場面でも「危険」と感じてしまうこと。
・心の中に「安全基地」がないと、感度の良すぎる火災報知器のように、ありふれた場面で警報が鳴ってしまう。
・インナーチャイルドケアとは、自分の中に「安全基地」を育て直すこと。