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他人と過去は変えられないって本当?

  
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他人と過去は変えられないって本当?

よく「他人と過去は変えられない」と聞きますが、これって本当でしょうか?

他人と過去は変えられない

You cannot change others or the past.
You can change yourself and the future.

「他人と過去は変えられない。変えられるのは自分と未来。」

これは、カナダの精神科医エリック・バーン氏の遺した有名な言葉です。

あなたはこの言葉を「まったくそのとおりだ」と思いますか?

それとも、「本当にそうかな?」と疑う気持ちがわいてきますか?

本当に他人は変えられないのか

ひねくれもののわたしはこの言葉を初めて耳にしたときには、ずいぶん懐疑的な気持ちになりました。

「過去が変えられないというのはわかるとして、他人を変えられないというのは本当だろうか?
だって、わたしは他人に言われたひとことで仕事を辞めたこともあるし、恋人と別れたこともある。
それって相手の言葉でわたしの人生が変わったということじゃないの?」

と。

それから逆に、自分の言動で他人を変えた覚えもあります。

つき合っていた当時、さらさら結婚する気の無かった夫に業を煮やして、外堀りを埋めて追い詰めたのはわたしです。(笑)

高齢で目が悪くなったにもかかわらず、頑なに運転免許を手放そうとしない父親を説得して、運転をやめてもらったのはわたしです。

ほら。やっぱりわたしは他人に変えられているし、他人を変えている。

みなさんにもきっと、誰かに言われたひとことがきっかけで生活が変わったことや、自分の言動で相手を動かした経験のひとつやふたつ、あるのではないでしょうか。

とすると、この言葉は間違っている、、!?

他人は変えられないの真の意味

わたしがこの言葉の意味を深く理解したのは、心理の学びを始めてからです。

変えられないのは「他人の言動」ではなくて、「他人の思考のクセ(思考パターン)」という意味なんですね。(直接エリックさんご本人から聞いたわけではないけれど、たぶんきっとそう。)

たしかにわたしは、上司に言われたひとことで仕事を辞めたけれど、「わたしばっかり損をする」「わたしは周りの人に理解されない」という不幸な思考のクセは握りしめたままでした。

また、友人に言われたひとことで彼氏と別れることを決めたけれど、「わたしはいちばんには愛されない」「わたしは被害者だ」という不幸な思考のクセは握りしめたままでした。

他人の言葉で外側の環境は変わったけれど、わたしの思考のクセ自体は何の変化もしていませんでした。
だから、転職しようがパートナーを変えようが、わたしは被害者意識の強い不幸な人のままでした。

当時の夫や父も、わたしの言動で渋々重い腰を上げただけにすぎず、「ひとりの気ままな生活がいちばん」や「俺は周りの年寄りとはちがう」という思考のクセは、その後しばらくの間握りしめたままでした。(やれやれ)

つまり、誰かに言われて表面的に変化することはあっても、その人が持つ「思考のクセ(思考パターン)」までは変えることができない。
本人が自分を不幸にする思考のクセを自覚し、本気で直そうと思わない限り、誰かに何か言われたところで表面的に変わっても、根本的には変わらない。
だから何度でも同じようなことで問題に直面する。

「他人は変えられない」とは、そういう意味なんですよね。

他人を変えるたった一つの方法

ならばなぜ、わたしたちは人と関わって生きていくのか。
自分の言動が他人を変えられないのなら、一緒にいることすら無意味なのでは?

そんな疑問が頭をかすめます。

でも、自分の言動で他人の思考のクセを直接変えることはできなくても、影響を与え合うことはできるんです。

「他人は変えられない」に関連して思い出すのが、「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を呑ませることはできない」ということわざ。

イギリスの有名なことわざで、日本でベストセラーになったアドラー心理学の解説書「嫌われる勇気」でも引用されているので、目にしたことがある方は多いかもしれません。

このことわざは、人は水辺に馬を連れて行くことはできるが、馬が水を飲むかどうかは馬次第。
つまり、「人は他人に対して変化のきっかけを与えることはできても、変わるかどうかはその人次第」という意味です。

他人は変えられないということについては、先ほどの解釈とまったく同じですね。

でも、希望になるのは「水辺に連れていくことはできる」ということ。

わたしたちは、相手の思考のクセを直接変えることはできなくても、変わるきっかえを与えることはできるんですよね。

もちろん相手に水を飲ませたいわけではないので、水辺に連れて行くのではありません。

その方法は、「自分がしあわせに生きていること」ではないでしょうか。

人は、自分よりもしあわせそうに生きている人を見ることで、自分がその人とちがう思考パターン(思考のクセ)を持っていると気づくことができます。(それでも気づけない人もいますが。)

気づいたときに変わろうと思えるかどうかは、その人次第。
でも、自分と同じように不幸な思考のクセを持っている人とばかり一緒にいたら、そもそも自分の考え方に違和感を抱きようがないので、思考のクセの問題に一生気付くことはできません。

ということは、相手に変わってほしいのであれば、自分が先に変わるしかないのです。

先に変わって「こっちの思考パターンの方がしあわせに生きられる」というのを体現できてこそ、周りの人に気づきをもたらし、変わるきっかけを与えることができるんです。

たとえば、もしわたしが今なおめちゃくちゃな他責思考で、「わたしばっかり損をする」という思考パターンを握りしめたままだったらどうでしょう?

その思考パターンで他者批判だらけの記事を書いたところで、わたしの講座を受けに来てくれる人は、きっとひとりでもいないでしょう。

自分が先に変わって、今しあわせだと心から思えているからこそ、自信を持って発信することができるし、それが変わりたいお客さまに届いているんじゃないかなって思うんです。

というわけで、「他人は変えられない」ということについては、「他人の言動は変えられても、思考のクセまでは変えられない。でも、自分次第で影響を与えることはできる。(ただしそれを受け取るかどうかは相手次第)」というのがわたしの考えです。

だからこうやって発信はするけれど、無理な勧誘をすることは絶対にありません。
他人に言われて取り組んでも、自分の意志が伴わなければ、本質的な変化はできないことをわかっているからです。

本当に過去は変えられないのか

その他のことについても見ていきましょう。

続いて「過去は変えられない」ということについて。

わたしは、これに関してはいったんあっさり納得したものの、深く考えだすとやっぱり変えられるんじゃないかと思うようになりました。

たしかに過去は過ぎ去ったもので、起こったできごと自体は変えられないけれど、それをどう捉えるかという「認知」次第で、過去はちがった意味を持つのではないかと思っています。

「認知」とは、その人が持つ「思考のクセ」を通じてものごとを解釈することです。

ここでもやっぱりその人の「思考のクセ」が変化の可否を左右するのです。

その最たる例が、パナソニックを一代で築き上げたかの有名な松下幸之助さん。

松下さんはその成功の秘訣を、

「学歴が無かったおかげで、人から教えてもらうことに抵抗が無かった。
体が弱かったおかげで、部下を信じるしかなかった。
そして、部下ががんばるので、会社が発展した。
家が貧しかったおかげで、わずかなお金が嬉しくて仕事を続けることができた。」

という言葉で表現されています。

これは過去の一見すればネガティブなできごと(生い立ち)をご自分の意味付けによって、価値のあるものに変えています。

つまり、過去に対する認知を松下さんがおそらく持っていたであろう「起こるできごとには必ず意味がある」「良くないことも捉え方次第で価値あるものに変えられる」という「おかげ的しあわせな思考のクセ」で解釈したことによって、「不幸な生い立ち」から「今の成功のために必要なこと」に変えたということです。

常にこの「おかげ的しあわせな思考のクセ」でものごとを捉えていたとしたら、そりゃ成功するのはあたりまえのことだろうと思います。

というわけで、「過去は変えられない」ということについては、「過去のできごと自体は変えられない。でも、自分の思考のクセによってその意味付けを変えることができる。」というのがわたしの考えです。

本当に自分は変えられるのか

では「変えられる」と言われるものについても考えてみましょう。

まずは、「変えられるのは自分」について。

ここでいう「自分」も、「他人」のときと同様に、「自分の思考のクセ」を指すのだと思います。

これぞわたしの本職、インナーチャイルドケアによって変えられるものです。

自分の身に今起こっているできごとは変えられませんが、インナーチャイルドケアメソッド(ヒーリング&レッスン)によって「自分の思考のクセ」は変えられます。

たとえば、知人Aさんに送ったLINEのメッセージがすぐに既読になったのに、数時間待っても返信がないとしましょう。

そのとき、「Aさん今日は忙しいのかな。待っていればそのうち返信がくるだろう。」と思えば、心穏やかでいることができます。

一方で、「既読になってるのに、どうして返信をくれないんだろう。わたし何か怒らせるようなこと言っちゃったかな。」などと思えば、心かき乱され、返信がくるまで気が気ではないでしょう。

どちらも起こっているできごとは、「知人Aさんから返信が無い」というシンプルなできごとです。

それをネガティブに解釈する「自分の思考のクセ」がものごとを複雑にし、お悩みを作り出してしまうのです。

つまり、「変えられるのは自分」については、「自分の身に起こっているできごとは変えられなくても、『自分の思考のクセ』は変えられる。そして自分を不幸にする思考のクセさえ変えれば、余計な悩みはなくなる。」というのがわたしの考えです。

詳しくは「はじめてのインナーチャイルドケアBOOK」をご覧ください。

本当に未来は変えられるのか

さて、最後。

「変えられるのは未来」について。

このことについては、「未来に対して直接何かアプローチをするわけではなく、今現在の『自分の思考のクセ』を変えれば、未来も自動的に変わっていくというのがわたしの考えです。

つまり、「変えられるのは自分と未来」のふたつは連動していて、今の「自分の思考のクセ」が未来を創り出すという考え方です。

たとえば今あなたが「どうせわたしは何をやってもうまくいかない」というネガティブな思考のクセをお持ちだとします。

その思考のクセを直さないまま、なんのチャレンジもせずに諦めていれば、待っているのはせいぜい今と同じような未来です。

でも、ネガティブな思考のクセを直して、「失敗することもあればうまくいくこともある。失敗は成功のためのプロセスだ。」というフラットな思考が身に付けば、いろんなことに挑戦でき、今よりうんと良い未来が待っている可能性は高まります。
少なくとも何のチャレンジもせずに年齢を重ねてしまった後悔はないでしょう。

だから、良い未来を願うのであればこそ、いい学校に入ったりいい仕事に就くことばかりを考えずに、今この瞬間にあなたが握りしめているネガティブで不幸な思考のクセを見つけ出し、それを手放すためにインナーチャイルドケアに取り組むことが大切だというわけです。

変えられるもの変えられないもの

最後に、変えられるものと変えられないものを整理しておしまいにしましょう。

【変えられないもの】
・他人の思考のクセ:
本人が変える気にならなければ変えられない。(ただし自分次第で影響を与えることはできる。)
・過去のできごと:すでに起こったできごと自体は今から変えられない。

【変えられるもの】
・過去の意味付け:起きたできごとをどう解釈するかという思考のクセによって、過去のできごとに対する意味付けは変えられる。
・自分の思考のクセ:インナーチャイルドケア(ヒーリング&レッスン)によって変えられる。
・未来のできごと:今の自分の思考のクセ次第で未来は自動的に変わる。

というわけで結論。

大事なのは、過去でも未来でも他人でもなく、今この瞬間にあなたが持つ「思考のクセ」

「思考のクセ」が過去の意味付けや未来のできごとを変えていく。
「思考のクセ」さえ変えることができれば、あなたもきっとしあわせに生きることができる。

「思考のクセ」を変えてしあわせな未来を作っていきたいと思ったら、ぜひ入門講座にお越しください!


【まとめ】
①「他人は変えられない」

誰かに言われて表面的に変化することはあっても、その人が持つ「思考のクセ(思考パターン)」までは変えることができない。
本人がその思考のクセを自覚し、本気で直そうと思わない限り、根本的には変わらない。

②「過去は変えられない」
過去のできごと自体は変えられない。でも、自分の思考のクセによってその意味付けを変えることができる。

③「変えられるのは自分」
自分の身に起こっているできごとは変えられなくても、「自分の思考のクセ」は変えられる。そして「自分を不幸にする思考のクセ」さえ変えれば、余計な悩みはなくなる。

➃「変えられるのは未来」
未来に対して直接何かアプローチをするわけではなく、今現在の「自分の思考のクセ」を変えれば、未来も自動的に変わっていく。
※③と➃は連動している。

大事なのは、過去でも未来でもなく、今この瞬間にあなたが持つ「思考のクセ」。
「思考のクセ」が過去の意味付けや未来のできごとを変えていく。
「思考のクセ」さえ変えることができれば、あなたもきっとしあわせに生きることができる。

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