【AC解説】ケアテイカータイプと恋愛（アダルトチルドレン）
アダルトチルドレンは、日常生活のさまざまなシーンで問題を抱え込みます。
この記事では、「ケアテイカータイプ」が抱える恋愛の悩みについて解説します。
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ケアテイカータイプの恋愛傾向
ケアテイカータイプの恋愛は、ひとことで言うなら「尽くす恋愛」。
好きな相手によろこんでもらうことが何よりのよろこびで、そのための努力は惜しみません。
特に女性は、尽くすこと自体に恋愛の楽しさを感じる人が多いです。
料理を作ってあげる、身の回りの世話をしてあげる、相手が欲しがるものを先回りして察してそっと差し出す。
そんな「気の利くいい女」であろうと甲斐甲斐しく振舞います。
ケアテイカータイプの恋愛相手
気の利くケアテイカーさんは、お嫁さんにしたいタイプなんて言われることも多く、わりとモテる人が多いです。
その中でケアテイカータイプが恋愛相手に選びがちなのは、需給が成り立つ「尽くされる」ことによろこびを感じる人。
プライドが高く褒めてもらいたいヒーロータイプの男性が、ケアテイカータイプの女性のパートナーになるケースがとても多いです。
ケアテイカーさんは、相手の望むことを察するのが得意なので、ヒーロータイプの自尊心をくすぐることなど朝飯前なのです。
既婚のカップルでも、ケアテイカータイプの奥さまと、ヒーロータイプのだんなさんという組合せを非常によく見かけます。
このカップルは、男として立ててもらいたいヒーロータイプの要求に、上手に応えてあげられる気の利くケアテイカーという構図で、ややステレオタイプで昭和の香り漂う組合せだったりもします。
結婚して女性が専業主婦になることが多いのも、この組み合わせです。
そして、ケアテイカーさんは大のダメ男（女）好きでもあります。
自分がいないと生きていけないような、だらしない人をわざわざ選んでしまうようなところもあります。
周りに反対されようが、相手がギャンブルやお酒に依存していようが、簡単に見限ることができず、「あの人はわたしがいないとダメだから」とかなんとか言っては、ズルズルと付き合い続けてしまうのも、ケアテイカーさんあるあるです。
「必要とされていること」にめっぽう弱いので、自分が必要とされていると感じられる間は、そう簡単には別れようとはしません。
ケアテイカータイプの恋愛の悩み
尽くして相手によろこんでもらうことがケアテイカーさんのよろこびですが、付き合いが長くなるにつれ、次第に相手は「尽くしてもらってあたりまえ」という感覚になっていきます。
そして、あまり感謝を口にしなくなるため、感謝されたいケアテイカーさんは不満を感じることが増えていきます。
そうなると次第に、相手に対して「もっと認めてほしい」「必要としてほしい」という気持ちが強くなり、その不満を口や態度に出して「重い女」「めんどくさい女」になってしまうのも、ケアテイカーさんによくあるパターン。（実際、これで夫婦げんかしている人、めっちゃ多い！）
また、必要とされていると別れられないケアテイカーさんは、なかなか結婚に踏み切れないような優柔不断な相手と長く関係を続けてしまい、婚期を逃しがちだったりもします。
何年もさんざん尽くしまくったあげく、あっさり若い女の人に乗り換えられてしまったなんて悲しい話を聞いたのは、一度や二度ではありません。
ケアテイカータイプが恋愛で悩まないためには
ケアテイカーさんの恋愛におけるいちばんの問題点は、相手の「お母さん」になってしまうこと。
立ててほしがる人の要求に応え、依存したがる人の甘えに応え、自己犠牲をしてまで尽くし続けてしまうため、気づけば自分の幸せは後回しになっていたりします。
それもこれも、ケアテイカーさんの抱える「人の役に立つことが自分の存在価値」という思い込みから来ています。
人の役に立たない自分に価値を見いだせず、誰かに必要とされること感謝されることでしか、自分を満たせないため、いつまで経っても自己犠牲が辞められず、上記のような不幸な結果を導いてしまいます。
厳しい言い方をすれば、あなたの恋愛がうまくいかないのは、相手が感謝してくれなくなったからでも、相手が自分に依存し続けているからでもなく、あなたが自分の存在そのものに価値を感じられていないからです。
恋愛で悩みたくないのであれば、いい人を探す前に、自分で自分の価値を認められる人になるしかありません。
そのためにはまず、インナーチャイルドが握りしめている「人の役に立つことが自分の存在価値」という強固な固定観念を手放すことが大切です。
人の役に立たない自分にもしっかりと存在価値を感じられるようになることで、自己犠牲をしてまで相手に尽くすことをしなくて良いと実感することができるようになっていきます。
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