ぜったいまけたくない! ~呪いシリーズ~
「はじめてのインナーチャイルドケアBOOK」でも解説しているとおり、生きづらさの理由は「偏った思考のクセ」です。(P6)
そして、偏った思考のクセの元になるのが「まちがった観念」です。(P17)
「観念」は別の言葉で、「スキーマ」や「コアビリーフ」などと言われ、あなたのインナーチャイルド(潜在意識)が頑なに信じていることです。
幼少期から知らず知らずのうちに刷り込まれてきた、周りの人たちからの「呪い」と言い換えることもできます。
今はまだ実感がないかもしれませんが、ちいさな頃にどんな言葉をかけられていたか、どんな風に扱われていたか、そんなことがおとなになってからのわたしたちに大きく大きく影響しているのです。
それはどんなに普通に育ったつもりでも。
かけられてしまった不幸の呪いを解くには、いったいどうしたらいいのでしょう?
- 症状:負けず嫌いで、すぐにムキになる
- 呪い:勝たなくてはならない
症状:負けず嫌いで、すぐにムキになる
- とにかく負けるのがイヤ!
- 仕事でもプライベートでも、争いごとには何としても勝ちたい!
- たとえ子ども相手でもムキになる。
適度な負けず嫌いは向上心にもつながりますが、負けず嫌いが過ぎると「扱いづらい人」になってしまいます。
別にそこ競わなくてもよくない?
ってところでムキになって、自分の方が優位であることを示そうとする人、いますよねー
なんて、他人事のように書いていますが、わたしもかなりの負けず嫌いでした。
仕事ではおおきなことからちいさなことまでいちばんを目指して爆走していましたし、子どもにゲームで負けるのも悔しかったです。(マリオカートめっちゃ練習したもんなw)
「おとなげない」
それはわかっているんだけど、どうしても「負けたくない!」が先行してしまう。
呪い:勝たなくてはならない
負けず嫌いの人は、インナーチャイルドが「勝たなくてはならない」の呪いにかかってしまっているんです。
子どもの頃、
- きょうだい間で比較されたり、競い合ったりしていませんでしたか?
- 優秀であったりスポーツ万能であることで、親に認められようとしていませんでしたか?
- 課程ではなく結果を重視されていませんでしたか?
子どもの頃に比較の世界で育ってしまうと、おとなになってからも必要以上に勝ち負けにこだわるようになってしまいます。
本当は協力した方がうまくいくことも、わざわざ対立構造をつくり出してしまう。
個人単位の勝敗にこだわって、全体の利益を見れない。
こういう人が組織にひとりいると、本当に無駄が多いですよね。
子どもには、「お友だちと仲良く」とか言ってるくせに、自分は足の引っ張り合いをしてるというダブルスタンダード。
いやぁ、めんぼくない・・・
呪いを解くには
この苦しい呪いを解くには、「勝ち負けにこだわらなくていい」ということを実感できればいいわけですが、頭ではわかっていても、いざとなるとついムキになってしまうものですよね。
呪いを解いて、争いの世界から脱出するためにはまず、インナーチャイルドケアをします。
ムキになっている自分に気づいたら、「勝たなくてはならない」の呪いを強く握り締めていることに気づいて、それを受け入れ癒します。
「そっか。勝たなくちゃって思うんだね。そうだよね。負けるのイヤだよね。怖いよね。ずっとそうやってがんばってきたんだもんね。」とインナーチャイルドの気持ちにしっかり寄り添って癒します。
インナーチャイルドが癒されてくると、到底受け入れられなかった「勝ち負けにこだわらなくていい」がだんだんと理解できるようになっていき、人と穏やかに繋がれるようになっていきますよ。
潜在意識で握り締めている不幸の呪いを解くには、インナーチャイルドケアが必要なんです。
負けず嫌いになってしまうのは、幼いころに比較の世界にいたからなんですよ。
あなたはあなたのままで争わなくても十分価値がある。
そのことをインナーチャイルドに教えてあげてくださいね。
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