生きづらさを手放して自分と仲良く生きていく

危険を感じなくなることが、癒しのゴールではありません

  
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危険を感じなくなることが、癒しのゴールではありません

ICCM Newsletter – by Yoko Mori
Letters on Inner Child Care Method®

この記事について

※この記事はメールマガジン「インナーチャイルドケア通信」で配信した内容を掲載したものです。
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「生きづらい」とは、「危険」を感じやすいこと

先日のメルマガで、

「生きづらい」というのは、「危険」を感じやすいこと、

というお話をしました。

子どもの頃に、「心の安全基地」を育めなかった人は、
おとなになってからも、「危険」の感度が高すぎるから、

本来は安全な場面でも、過剰に反応して生きづらくなってしまう。

だから、インナーチャイルドケアで、
心に安全基地を育み直すことが大事なんです。

というお話でした。

今日はその続きにもなるのですが、

インナーチャイルドケアをするうえで、

みなさんに心に留めておいていただきたいことを、お伝えしようと思います。

危険を感じなくなることをゴールにしない

まず、インナーチャイルドケアをするときには、

「危険」をまったく感じなくなることを、

ゴールに据えないようにお願いしたいです。

なぜなら、


人間の脳や身体には、生まれつき、
危険を察知して、身を守るための仕組みが備わっているからです。

危険を感じることは自然なことで、
悪いことではありません。

むしろ本当に危険な場面では、
きちんと感じて、自分を守る必要があります。

ですから、

インナーチャイルドケアを続けていれば、

不安にならなくなる、
傷つかなくなる、
なにがあっても動じなくなる、

というわけではありません。

もし、ケアの目的がそこになってしまうと、

不安になったり、傷ついたりするたびに、

「まだ癒されていない」

「また元に戻ってしまった」

と自分を責めることになってしまいます。

これでは逆効果です。

そうではなく、ケアを通じて目指したいのは、

危険を感じたときに、
ちゃんと自分で自分を落ち着けて、
安全基地に戻ってこられるようになること

です。

「危険を感じても、また落ち着きを取り戻せる」

という成功経験を重ねることで、

心や身体も少しずつ、
なんでもかんでも「危険」と判断しなくなっていきます。

これが本質的な変化です。

母親の本当の役割

これは、子育てに置き換えると、わかりやすいかもしれません。

母親というのはどうしても、

子どもを危険な目に遭わせないようにしたい、
傷つかないように守りたい、

と思ってしまうものです。

かわいいわが子が、

危ない場所に近づかないようにする。

意地悪な子に近づかないようにする。

でも、
やがて子どもがひとりで外の世界に出ていけば、

嫌な思いをすることも、
失敗して恥ずかしい思いをすることもあるでしょう。

そういう困難を、親がすべて防いであげることはできません。

わたしは、母親の本当の役割というは、
子どもが一切傷つかないように守ることではなく、

傷ついて帰ってきたときに、
抱き留めることだと思っています。

何かあっても、戻れる場所がある。

傷ついても、また落ち着くことができる。

母親を通じてその安心を持てるからこそ、

子どもは外の世界へ出ていくことができるのです。

穏やかな心に戻れるスキルを身に着けよう

インナーチャイルドケアも、それと同じです。

これ以上傷つかないために、

外に出ないようにする。
人と会わないようにする。
人と深く関わらないようにする。
失敗する可能性のあることを避ける。

そうやって危険を遠ざければ、
一時的には安心できるかもしれません。

けれど、
人と関われば、摩擦が起きることもあります。

失敗して、恥ずかしい思いをすることもあります。

誰かに誤解されたり、
思うように評価されなかったりすることもあります。

それをすべて避けて生きていくことはできません。

だからこそ、

傷つかないようにすることよりも、

傷ついても、自分をケアして穏やかな心に戻れるスキルこそが、

世界とつながって、しあわせに生きるための力なんです。

今日のまとめ

・危険を感じなくなることが癒しのゴールではなく、危険を感じても自分で落ち着けるようになることが本質的な変化

・「危険を感じても、また落ち着きを取り戻せる」という成功経験を重ねることが大切

・傷つかないようにすることよりも、傷ついても自分をケアして穏やかな心に戻れるスキルが、世界とつながってしあわせに生きるための力