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【重要】普通に育ったわたしが、「アダルトチルドレン」になる? ~それでも生きづらさを感じるワケ~

    
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【重要】普通に育ったわたしが、「アダルトチルドレン」になる? ~それでも...

お客さまからこんなご質問をいただきました。

私は、人間関係がうまくいかないことで悩んでいます。
自己肯定感が低いわりに承認欲求が強く、人からどう見られているかを常に気にしてしまいます。
この悩みについてあれこれ検索していると、必ずと言っていいほど「アダルトチルドレン」という言葉が出てきます。
たしかに「アダルトチルドレン」の解説を読んでみると、思い当たることばかりです。
でも、私の場合、機能不全家族のような環境ではなく、わりと普通に育ちました。
親との関係は良好で、特に母親とは仲がいいですし、尊敬もしています。
もちろん、まったく問題のない家庭だったかと言えばそんなこともなく、共働きで不在がちだったり、母親と祖母(姑)の関係があまりよくなかったりもしました。
でも、暴力や暴言を振るわれたり、食事を与えられなかったりなどということは一切なく、身の回りの世話もきちんとしてもらっていました。
私の世代だと、どこにでもあるような普通の家庭だったと思います。
そのような場合でも、アダルトチルドレンになり得るものでしょうか。

ようこそ、ようこそ。

わたしは日々、このようなお悩みを抱えるお客さまを、首を長ーくしてお待ちしています。

「アダルトチルドレン」とは、「幼少期に負った心の傷が癒えておらず、おとなになっても生きづらさを感じている人」のことを指します。

きっとこの記事を読んでいる大多数の方が、ご自身が「アダルトチルドレン」であることに半信半疑だったり、受け入れ難いと感じていたりするのではないでしょうか?

その理由はおそらく、ご自分の幼少期を振り返っても、特筆するほどの問題点が見当たらないからですよね?

今日はそんな「普通に育った人」の生きづらさについて考えてみたいと思います。

普通に育った普通の人の盲点

みなさんは、自分の生い立ちが「普通」だと思いますか?

  • 両親健在
  • 貧困ではない
  • 親からの日常的な暴力はない
  • 性的な被害を受けていない
  • 家族で食事をしたり出かけたりする

このような条件が揃っていれば、おそらくたいていの人は、ご自分の生まれ育った環境を「普通」と評することになるんじゃないでしょうか。

加えて経済的に恵まれていたり、ご両親が優しかったりすれば、「普通どころか恵まれている」と思うのではないでしょうか。

わたしも長年、自分の生まれ育った環境が「普通」だと信じて疑いませんでした。

両親がいて、きょうだいがいて、そんなに裕福ではなかったけれど食べるに困るほどではない。
着るものも学用品も揃えてもらって、年相応にお小遣いももらっていた。
悪いことをすれば、父親に手をあげられることはあったし、母にキレられたこともある。
きょうだいけんかや家庭内の多少のいざこざあれど、なんだかんだ仲良く外食したり、年に一度は旅行に行ったりもする。

たしかに、「日本の平均」という観点から見たら、ごくごく「普通」ですよね。

でも、この「うちは普通」という思い込みのせいで、ずっと問題の核に気づけずにいたんです。
生きづらさを抱えながらも、どうやって解消したらいいかわかりませんでした。

「平均的」は、子どもの心にとって「普通」ではない。

それが、「普通に育った普通の人の盲点」です。

子どもの心にとっての「普通」とは?

子どもの心理療法を専門としている臨床心理学者の大河原美以先生のご著書「ちゃんと泣ける子に育てよう」の中に、こんな一節があります。

子どもは幼児の時代には、自己中心的で、親の迷惑などみじんも考えず、自分の身体の中から出てくるエネルギーのままに感情を表出することが「健康」だということ。それは脳の発達のプロセスから言っても、きわめて自然なことなのです。
ちゃんと泣ける子に育てよう 親には子どもの感情を育てる義務がある

わたしがこの本に出会ったのは、今から10年くらい前のことなのですが、ここの文にはじめて触れたとき、軽くめまいがするほど衝撃を受けました。

子どもにとって、「自己中心的で、親の迷惑などみじんも考えず」は、「健康」で「きわめて自然なこと」だというのです。

この視点で考えると、わたしたちが子どものころにおとなたちから求められた、

  • がまん強く、自分より周りの人を優先する
  • 親に迷惑をかけないようにしっかりしている

などの振る舞いは、子どもとして「不健康」で「きわめて不自然」ということになります。

つまり、「普通」だと思い込んで育った環境は、「平均的」ではあっても、子どもの脳の発育にしてみれば普通じゃないということです。

親の不適切な反応が「感情の便秘」を招く

たとえば、こんな場面を思い浮かべてみてください。

あなたは4歳。お気に入りの積み木でお家を作っている。
そこにあなたより少し小さな子がきて、大事なパーツを抜き取ってしまう。
せっかくきれいに積み上げたのに、そこからお家がガラガラと崩れていく。
それを見たあなたは、悔しくて悔しくて、お母さんに言いつけに行く。

「お母さん!見て!あの子がわたしのお家壊しちゃった!」

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そのとき、あなたのお母さんなら、どんな反応をするでしょう?

  1. 仕方ないわよ。もう一回作ればいいじゃない。
  2. あなたお姉ちゃんなんだから、それくらいがまんしなさい。
  3. えー、なにそれ、ひどいね。やめてって言いな。
  4. じゃあ、こっちのおもちゃでお母さんと遊ぼう。
  5. そっかー。それは悔しかったね。(ハグ)

おそらく、ほとんどのお母さんは、①~④ではないでしょうか。
中には、子どもに代わって文句を言いに行ってしまうようなお母さんもいるかもしれませんし、それ以前にお母さんに言いつけに行かずにがまんしてしまっていた人もいるかもしれません。

このような場面で⑤のように、子どもの感情にまっさきに寄り添えるお母さんに育てられた人は、おそらく今この記事を読んでいないと思います。
もちろん表面的な声掛けではなく、心の底から迷いなくこういう反応をされていることが大事です。

一番身近なおとな(≒お母さん)から常々共感的に接してもらえていれば、子どもは安心して自分から沸いてくるエネルギーを表出できるから、「健康」に「自然」に育ちます。

これを親の視点で言い換えるなら、
わが子が安心して「自分の身体の中から出てくるエネルギーのままに感情を表出」できるように、「心も身体もそのまままるっと受け止めてあげることが本来の役割」だとわたしは考えています。

つまり、子どもの心の安全基地でいることこそが、親の役割です。

子どもに感情を表出させずに、励ましたり、アドバイスしたり、しつけたり、否定したり、一緒になって怒ったり、気を逸らしたりするのはすべて、親の「不適切な反応」です。

親に不適切な反応をされた子どもは、エネルギーのままに感情を表出することができず自分の身体にため込むことになるから、「不健康」で「不自然」。
美しくない例えで恐縮ですが、「感情の便秘」になってしまうのです。

あなたもわたしも隠れアダルトチルドレン

ここまで読んで、おわかりいただけましたでしょうか?

「普通に育った」ということが、アダルトチルドレンではないことの理由にはならないのです。

いつでも安心してエネルギーのままに感情を表出できる環境でなければ、子どもにとっては、「不健康」で「不自然」。心に傷を負うことになります。

日本の平均的な家庭環境で育ち、平均的な教育を受ければ、むしろアダルトチルドレンにならない方が難しい。

現代社会にこの日本で「普通に育った」からこそ、あなたはアダルトチルドレンなのです。

そのことに多くの人が気づいていないし、気づこうともしていない。

この国はそんな「隠れアダルトチルドレン」で溢れかえっています。

正直、わたしはこれまでこの仕事をしてきて、対人関係に悩みをかかえていたり、自分の人生に行き詰まりを感じていたりするのに「アダルトチルドレンじゃない人」にお目にかかったことがありません。

極端な表現かもしれませんが、「一億総アダルトチルドレン」
それが今の日本です。

表出できなかった「感情の便秘」は、肩こりや腰痛と同じく、典型的な日本人の慢性痛のひとつだと言えるのではないでしょうか。

それなのに、みんな「普通に育った」という思い込みから、痛みの原因を見ようとせず、根本的な問題解決に取り組まないまま、ただ我慢し続けたり、痛い痛いと文句を言い続けたりしているのです。

親を恨むためではなく、自分を幸せにするために

でも誤解しないでいただきたいのは、わたしは子どもが「感情の便秘」になってしまうことを、親たちのせいだと責めたいわけではないのです。

わたしたちの親世代も、そのまた親世代も、心に傷を抱えていて、子どもへの適切な対応方法がわからなかったのですから、致し方ありません。

親たちだって「感情の便秘」だったし、その痛みを抱えながら、わたしたちをどうにか育ててくれたわけですから、それを今さら恨んだり憎んだりしても解決にはならないんです。

それよりも大切なことは、ここから自分で自分の心の傷を癒して、しあわせに生きること。
そのためにインナーチャイルドケアメソッド®を作ったのです。

わたしはインナーチャイルドケアをして、長年溜め込んでいた「感情の便秘」を解消し、自分の人生を生きられるようになりました。

煩わしい対人関係に悩むことも、自分に自信がなくて落ち込むこともなくなりました。

そして、ようやく親に心から感謝ができるようになりました。

「感謝すべき」でも「感謝するもの」でもなく、自然と湧いてくる感謝の気持ちを持てたとき、心のモヤモヤがスーッと晴れていくのを感じることができました。

あなたは今、

  • この先もずっと、「感情の便秘」状態のまま、痛みを抱えながら生きていく未来と、
  • それを解消して、すっきり軽やかに生きていく未来

どちらも選ぶことができます。

感情の便秘のままでいることを選べば、今の苦しさは死ぬまでずっと続きます。

解消する方を選べば、何世代にも渡って続いてきた負の連鎖を断ち切り、自分を自由にしてあげられます。
そして、あなたの子ども世代に、しあわせな未来をつなぐこともできるのです。

いつまでも生きづらいままでいいわけない!

そう思えたら、ぜひ入門講座にお越しください!

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