【お悩み相談】かまってちゃんをやめるには?
ご相談者さま:ゆんさん(30代兼業主婦)
私は、すぐに人に心配されたいと思ってしまいます。
しんどくないのに、しんどそうな感じを装ってみたりして同情を求めてしまいます。
どうしたらこの気持ちから抜け出せますか?
アドバイスよろしくお願いします。
森からのお答え
ゆんさん、ご質問ありがとうございます。
まず、ご自身で「同情を求めてしまう」と客観視できているところがすばらしいと思います。(自覚のない人もいますからね、、、)
本当はさほどしんどくもないのに、ついしんどそうなアピールしてしまうことで、自己嫌悪に陥っているのかなと思います。
ちょっと嫌な表現かもしれませんが、ゆんさんのように何らかのアピールをして人の気を引こうとしてしまう人のことを世間では「かまってちゃん」とか「かまちょ」とか言ったりしますね。
今日は、そんなかまってちゃん克服方法を解説します。
アピールをする理由
世の中、いろんな種類のかまってちゃんが存在します。
- できる人
- 忙しい人
- 面白い人
- トラブルメーカー
- しんどそうな人 etc…
体調悪そうにしてみたり、自分の知識を無意味にひけらかしてみたり、寝てないアピールをしてみたり、、、
自分の状況を不必要に偽って(もしくは誇張して)表現する人たちのことです。
かまってちゃんの種類はたくさんありますが、彼らのその目的はひとつ。
それは、他者の注目を集めること。
孤独感・無価値感・劣等感など、心の中に抱えた満たされない思いを他者の注目によって埋めようとするから「かまってちゃん」になるのです。
ゆんさんの場合は、しんどそうにすることで周りの人(ご家族や職場の人など)が「大丈夫?」と心配してくれて、さみしさを埋められるような気持になるのではないかと思います。
かまってちゃんの正体
かまってちゃんの正体は、幼少期に親から条件付きの愛しかもらえず満たされていない人です。
ゆんさんはしんどいアピールをしてしまうということなので、おそらく幼少期に、しんどそうにしているとお母さんに優しくしてもらえた、構ってもらえたなどのご経験があったのではないかと思います。
普段は忙しくてなかなかかまってくれないお母さんが、しんどそうにしているときだけ仕事を休んで自分の側にいてくれたり、いつも厳しいお母さんが、体調を崩したときだけ優しくしてくれたり。
「しんどい」という条件下でようやく親の愛を感じられたから、「しんどそうにしていれば愛される」ということを学習してきてしまったのです。
そうすると潜在意識(インナーチャイルド)は無意識に、「しんどい自分」でいようとします。
理性(顕在意識)では、「しんどそうにする必要はない」とわかっていても、ついしんどそうにしてしまうということを繰り返すのです。
それと同じように、「できる人」をアピールしてしまう人は、テストの点がいいときだけ親に褒められたり、受験でいい学校に入ったときだけ父親が認めてくれたなど、「できる」という条件下で親の愛を感じてきた人ですし、
次々問題を起こす「トラブルメーカー」な人は、悪いことをするとお母さんが叱ってくれた(かまってくれた)、問題を起こすと両親の夫婦喧嘩が停戦になったなど、「トラブルを起こす」という条件下で親の愛を感じてきた人だというわけです。(屈折してますね・・・)
つまりはどのかまってちゃんも、
- 顕在意識(理性・インナーマザー)・・・かまってちゃんやめよう!
- 潜在意識(感情・インナーチャイルド)・・・かまってもらわないと生きていけないよ!
この対立(自己不一致)が苦しい理由です。
かまってちゃんをやめるには
知っていただきたいのは、あなたがかまってちゃんになってしまうのは、「性格が悪いから」とか「わがままだから」とかではなくて、それだけ満たされない幼少期を送ってきたということです。
親からの愛情が条件付きだったからで、無条件の愛を享受していないから、おとなになっても追い求めてしまうのです。
そんな自分をいくら責めても問題は解決しませんので、まずはさみしい気持ちを抱えていた幼少期の自分の気持ちに思いを馳せ、寄り添ってあげることが大切です。
その方法がインナーチャイルドケアなのです。
親に代わって、自分(インナーマザー)で自分(インナーチャイルド)に無条件の愛を注ぐことで、かまってちゃんのインナーチャイルドは満たされ、他人からの注目を必要としなくなります。
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