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【不登校】始業式「普通の子とちがう」わが子に心揺さぶられる

    
diary250107
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【不登校】始業式「普通の子とちがう」わが子に心揺さぶられる
入門講座(マンツーマン)
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地域にもよりますが、あしたから学校というところが多いようです。

長い休みが終わって、やっと一息つけるという親御さんが多いと思いますが、一方で登校渋りや不登校のお子さんがいる親御さんは、また「普通の子とちがう」を見せつけられるタイミングでもありますね。

  • あしたわが子はちゃんと登校するんだろうか?
  • また行かないとか言い出すんじゃなかろうか?
  • このまままた休む気かな?
  • 次の学年はどうするんだろう?
  • 受験は?進級は?将来は?
  • どうしてうちの子はこうなってしまったんだろう?
  • わたしの育て方が悪かったのかな?

そんな思いでグルグルグルグルしちゃいますよね、、

「もう割り切ってるんでいいんです」と一見達観しているようなお母さんも、お話ししているとやっぱり目の奥には不安の色が滲んでいます。

そりゃそうだ。
かわいいわが子が「学校に行かないという選択をする」=「普通の子とちがうことをする」のを、平然と眺めていられる人の方が珍しいですよ。

そんなお母さんたちにお伝えしたいことを今日は書いてみます。

わたしが、これまでたくさんのお客さまとお話してきてわかったのは、不登校のお子さんを持つお母さんたちが本当の本当に知りたいことって、「この子がどうしたら学校に行くか」ではなく、「この子の将来は本当に大丈夫なのか」ということです。

今は、昔とはちがって不登校に対する世間の理解も広がっていますし、引きずってまで登校させようというお母さんはほぼお見掛けしません。

令和元年に文科省から「不登校児童生徒への支援の在り方について」が通知されてから、先生たちも強引に登校させようとはしなくなりました。(できなくなりました。)

それなのに、どうしてお母さんたちがこんなにも悩んでいるのかといったら、「普通の子とちがうこの子の将来を誰も保証してくれないから」じゃないでしょうか。そうじゃありませんか?

「今はいろんな選択肢があるから大丈夫ですよ」なんて笑顔で慰めてくる人たち(先生や医師たち)はみんな、いい学校を出て立派な職業についていますもの。
「いや、あなたにそう言われても」って思っちゃいますよね。

でも、もしもそんな気休めの言葉じゃなくて、「この子は学校に行かなくても、将来ちゃんと仕事をしてお金を稼いで幸せに暮らせます」と書いた保証書を学校やら行政やらが発行してくれるのであれば、今がどうでも心配せずにいられるんじゃないでしょうか?

普通の子とちがっても、ゲーム三昧だろうが、昼夜逆転だろうが、落ち着いて見守れるんじゃないでしょうか?
周りから何かを言われようが、「この子は大丈夫だから」と毅然としていられるのではないでしょうか?

それが無いから「みんな簡単に大丈夫とか言うけど、この子の将来誰が責任取ってくれんねん!」「みんなのうちは普通だからいいよね。誰もわたしの気持ちなんてわかりっこない!」って、不安になったりイライラしたりするんじゃないでしょうか?

そんで、そのやり場のない思いが子どもに向かうから、「なんで行かないの!」と怒りモードになってしまうのではないでしょうか?

きれいごとは言いません。
たしかに、今の日本ではまだまだ、学校に行っておいたほうが、将来の選択肢は広いと思います。
だから、「行けるなら行った方がいい」とわたしも思っています。

でも、それは「できることなら」の話です。選択肢が増えるだけの話です。
卒業証書は卒業を証明するものであって、人生の保証書ではありません。

一昔前のように、「普通に学校出て普通に会社に勤めれば一生安心」なんてこともない時代で、「うちの子は学校に行ってるから大丈夫」だなんて普通なことにあぐらをかいている人がいたら、それこそ心配です。

実際、連日わたしのところに相談に来るおとなたちのほとんどが、ちゃんと学校を出ています。
「普通の子とちがう」なんてことなく、むしろずっと人と同じように生きています。
それでも彼らは「生きづらい」と言うのです。
そんな彼らの共通点は、「自己肯定感」(等身大の自分を愛せている感覚)が低いこと。学歴がないことではありません。

今、お子さんの不登校に悩んでいるそこのあなたもきっと、そのひとりなのではないでしょうか?
子どものころから人と同じように普通に生きてきたのに、周りの目を気にして、人と比べてばかりで、自分に自信が無くて、子育てにも自信がなくて、生きづらいと感じているのではないでしょうか?

ということはつまり、学歴がしあわせになるためのファクターのひとつだとしても、決してそれがすべてではないということです。

何よりも大切なことは、自分をまるごと愛せる自己肯定感で、これさえあれば、それ以外のことをあとからでもカバーできるはず。

逆にこれがないと、いくら勉強ができても、学校に行ってても、ずっと苦しいまま。

だから、お子さんの不登校に悩めるお母さんたちに伝えたい!

「学校に行かなくても絶対大丈夫!」なんて軽々しく言えないけれど、それよりも自己肯定感が低いのは本当に危険!です。

「この子は本当に将来大丈夫なのか」に悩んでいるのなら、あした学校に行かないことを心配するより、この子がどうしたら自己肯定感を持ったおとなになれるかを考えてみませんか?

そして、そのためには、まずお子さんのコントロールを手放して、あなた自身が自己肯定感を持って生きてみませんか?

子どもの学校が始まって、毎日「普通の子とちがう」に心が揺さぶられるたびに、不安・恐怖・嫉妬心・劣等感・罪悪感こういうネガティブな感情を受け入れて癒しましょう。
インナーチャイルドと仲直りして、自己肯定感を持って生きる姿をお子さんに見せてあげましょう。

そして今日は、勇気を持ってお子さんに「ここにいていいよ」と伝えましょう。

めっちゃしんどいけど、一緒に乗り越えましょう。

わたしは不登校を否定する立場でも肯定する立場でもなく、子育てに悩み自分と向き合うお母さんたちを応援する立場として、今日も明日もインナーチャイルドケアをお届けしたいと思います。

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