「いい気分でいるといいことがある」と「感情はしっかり感じた方がいい」はどちらが本当か?
こんばんは。森ようこです。
「いい気分でいるといいことがある」って話。
スピ界隈でよく聞きますね。
でも一方で、「感情はしっかりと感じた方がいい」とか、「感情を感じ切る」とかも聞く。
いい気分でいたかったら、ネガティブな感情を感じない方がいいし、
ネガティブな感情を感じようとすると、いい気分ではいられないし、、
どっちやねん!
って思いますよね?
この問いに対して、わたしは明確な答えを持っています。
「いい気分でいるといいことがある」は半分本当。
「感情はしっかりと感じた方がいい」は本当に本当。
です。
「いい気分でいるといいことがあるは半分本当」について。
ここでの「いい気分でいる」の主語は、「あなたのインナーチャイルド」です。
「あなたのインナーチャイルドがいい気分でいるといいことがある」が本当です。
「あなたがいい気分でいるといいことがある」ではないので、半分本当と書きました。
たとえば、
上司にダメ出しをされて悔しかった、としますね。
このときに、
「くそっ、あの上司ムカつくんだよ。もう今日は飲んだれ!食べたれ!歌ったれ!」
↓
「はぁー!すっきり!いい気分!もういいや、あんなやつのことなんか忘れよう!」
✕これNGです。ただの感情抑圧です。
たしかに、あなたは一時的にいい気分になったかもしれませんが、あなたのインナーチャイルドはなってません。
それどころか、あなたにちゃんと気持ちを聞いてもらえなくて、ますます嫌な気分になってます。
嫌な気持ちをインナーチャイルドに押し付けて、自分だけ楽になろうとしてるから、また同じように嫌な目を引き寄せます。
だからいい気分でいるつもりが、まったくもってうまくいかないんです。
その代わりに、
「あんな言い方されてすっごく悔しかったよ。みんなの前で注意されて恥ずかしかったよ。」
↓
「そっかー、そうだよね。悔しかったよね。うんと恥ずかしかったよね。わかるよー」
○こっちが正解。
こんな風にインナーチャイルドに寄り添って、安心できるようにサポートします。
そして癒されたインナーチャイルドがあなたと信頼関係を築き、だんだんいい気分でいられるように成長していく。
これが、本当の「いい気分」です。
そのためには、
「感情はしっかりと感じた方がいい」んです。だからこっちはまるっと本当です。
ネガティブな感情を感じないように逃げていては、一時的な感情抑圧で楽になっても、本当の意味で「いい気分」になることはないんです。
というわけで、
「(あなたのインナーチャイルドが)いい気分でいるといいことがある」
「感情はしっかりと感じた方がいい」
このふたつは矛盾するようで、まったく矛盾しません。
感情抑圧に走っている人、たくさんたくさんお見掛けします。
暴飲・暴食、衝動買い、スマホ依存、現実逃避・・・
そんなとき、あなたのインナーチャイルドはひとりで泣いてます。
なんてかわいそう!!
インナーチャイルドの気持ちに気づいて、癒しを進めてくださいね!