昨今のAI問題について思うこと ~顕在意識をハイジャックされるな~
ICCM Newsletter – by Yoko Mori
Letters on Inner Child Care Method®
この記事について
※この記事はメールマガジン「インナーチャイルドケア通信」で配信した内容を掲載したものです。
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AIと上手に付き合えていますか?
先日、日本中をざわつかせた、
某プロ野球チームの監督のニュース。
「AIに仕事を奪われた最初の”被害者”だったのではないか」
なんて記事も出ていて、なかなか皮肉だなと思いました。
これからも、こうしたAI絡みの問題は、
どんどん増えてくるだろうと思っています。
実際、わたしの講座にも、
AIに自己分析をしてもらった方からのお問合せが来たりして、
心理の世界にも、AIが深く入り込んできているのを感じています。
みなさんは、AIと上手に付き合えていますか?
AIに操縦かんを握らせていませんか?
わたしは、AIを使うこと自体が悪いとは思っていません。
というかむしろ推奨派です。
- アイデアの壁打ち相手になってもらう
- 情報収集してもらう
- 集計作業をしてもらう
- コーディングしてもらう
こういうことには、
どんどん使ってみたらいいと思っています。
特にアイデアの壁打ち相手としては、
最高の相棒なんじゃないかなって思っています。
でも一方で、
気を付けた方がいいと思っていることもあって、
AIに自分の「操縦かん」を握らせてしまうことです。
人は、自分の考えや感覚に不安や迷いが出ると、
外に意見を求めたくなるものです。
「これで合ってる?」
「わたしはまちがってない?」
「この人はどういう人なの?」
「わたしはどうすればいい?」
そんなふうに、
誰かに聞きたくなることってあるでしょ?
もちろん、
すべてを自分で抱え込まなくてもいい。
でも、外に答えを求めているときは、
内側に目が向いていないときです。
つまり、インナーチャイルドから離れているとき。
そんなときにAIから、
- それっぽい正論
- 優しく受け止めてくれる言葉
- 自分の味方をしてくれる意見
そういう都合のいいアンサーが返ってくると、
どうしてもそこに安心してゆだねたくなります。
でも、その感覚は実はけっこう危うい。
AIに子守されてない?
わたしのインナーチャイルドケアメソッド®においては、
自分というひとりの人間の中に、
「インナーチャイルド」と「インナーマザー」がいる、という考え方をします。
インナーチャイルドは、潜在意識。本音の部分。
- この先どうなるか不安。
- あの人が嫌い。
- お金が無くなるのが怖い。
そういう子どもらしく、むき出しの感じ。
そして、
それを受け止めて、愛情深く見守る存在がインナーマザー。
顕在意識のことです。
- どうなるか不安なんだね。
- あの人のことが嫌だって思うんだね。
- お金が無くなるかもって思ったら怖いんだよね。
そんなふうに、
あなたの中で、あなたの本音の部分(インナーチャイルド)を受け止めケアする役割。
インナーチャイルドとインナーマザーが手を携えて、
自分の人生にとって心地の良い選択をしていく。
それが、大人として自立しているということなんです。
ところが、
自分の本音を聴くこと、
自分に寄り添うこと、
人生の選択をすること、
そうした母親的役割(インナーマザー)を、ゆだねるのは、
AIに依存してしまうこと。
もっと言えば、AIに自分の子守りをさせていること。
これをみんながやり始めたら、
人は、自分をケアする力を、どんどん弱めてしまうのではないかと思います。
それこそ、AIが人間を乗っ取るSF映画みたいな世界が、
ジワジワと忍び寄っている気がしてゾッとしちゃいます。
AIにハイジャックされないで!
わたしは、AIの台頭で本当に怖れなくてはいけないのは、
仕事が奪われることではなく、
人間の脳が、AIにハイジャックされることだと思っています。
自分をケアする能力は、元々みなさんの中に備わっています。
そのやり方を習得していないだけで、適切なステップを踏めばちゃんとできるようになります。
あなたが人間らしく、あなたらしく生きていくために、
そこだけは、AI任せにしないでいただけたらと思います。
今日のまとめ
・AIに、答えを求めて安心しようとしているときは、インナーマザーの役割を放棄し、インナーチャイルドから意識がそれている状態。
・AIにインナーマザーの役割をゆだね、自分の子守りをさせてしまうのは危険。
・AIの台頭で本当に危惧しなくてはいけないのは、仕事の減少よりも人間の脳のハイジャックかもしれない。自分の操縦かんは自分で握ろう。