子育てで後悔していること|インナーチャイルドケア通信
ICCM Newsletter — by Yoko Mori
Letters on Inner Child Care Method®
この記事について
※この記事はメールマガジン「インナーチャイルドケア通信」で配信した内容を掲載したものです。
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子育てで後悔していることをあげろと言われたら、
もう一晩中でも語れそうなくらい、後悔だらけです。
今思えば、「もっとうまくやれたよなぁ」って思うことだらけだし、
子どもに申し訳ないことをしたなと罪悪感でいっぱいになります。
わたしの場合は、
・子どもに共感することと、同調することをはきちがえていた
・反面教師的(親みたいになるまい)にがんばり過ぎて、過保護になっていた
・自己犠牲的に尽くして、勝手に不満を溜め込んでは爆発していた
こうした後悔が、たくさんあります。
どれも自分のインナーチャイルドが満たされていないからこそ、やってしまった失敗ばかりです。
そして、インナーチャイルドケア講座を卒業されたお母さんたちも、
「もっと早くインナーチャイルドのことを知っていれば、ちがった子育てができたのになぁ」とおっしゃいます。
なぜなら、
幼少期の心の傷を背負ったままで子育てをすると、
そのときの痛みがリアルに再現されて、
子どもの一挙手一投足に心が揺さぶられては、感情的になってしまうからです。
それは、理性だけでは、なかなかコントロールが効かないものです。
正直、今の時代、
子育てテクニックの情報は溢れかえっていて、
お母さんたちはみんな、
「どうやって子育てをすればいいか」は熟知しています。
- 共感的な声掛けの仕方
- 子どもを見守ることの大切さ
- 感情的に叱るべきではないこと
ちゃあんと知っています。
でも、知らないのは、
「どうやったら自分の感情に振り回されずに、そういう子育てができるのか」
です。
知識があり、「どうやって子育てをすればいいか」をわかっているからこそ、
それがうまくできないことが、余計にお母さんたちを追い詰めているんですよね。
わたしは、この理想と現実のギャップが、
今の子どもを取り巻くさまざまな問題につながっていると考えています。
だから、できるだけ多くの親御さんたちに、
「自分の心の傷の癒し方」を知ってほしいなと思います。
感情をギューッと押さえつけてがまんしていると、
どうしてもどこかのタイミングで溢れてしまいます。
押さえつけるのではなく、ちゃんと受け止めることのできる力を持てると、
だんだんと自分の感情に振り回されることがなくなっていきますよ。
もちろん、どうやったって子育てに満足なんかなくて、
不安や悩みはつきものなのだと思うけれど、
それでも少しでも、「あのときああすればよかった」を減らせたらいいですよね。
さあさあ、
知識を詰め込むのはそれくらいにして、
まずは、ご自分を癒してみませんか?
