孫への対応を見てモヤモヤする話|インナーチャイルドケア通信
ICCM Newsletter — by Yoko Mori
Letters on Inner Child Care Method®
この記事について
※この記事はメールマガジン「インナーチャイルドケア通信」で配信した内容を掲載したものです。
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さて、今回は「孫への対応を見てモヤモヤする」をテーマにお話をしようと思います。
あなたは、こんなシーンを見てモヤっとしたことありませんか?
- 実家にわが子を連れて帰ったら、親がやたら優しく接してる。
- きょうだいの子(めい・おい)を、親がめっちゃ甘やかしてる。
- 最近飼い始めた実家のペットに、親が猫なで声で話しかけている。
自分の記憶の中にいる両親は、
いつも忙しくてイライラしてて、しつけにも厳しくて、欲しいものもぜんぜん買ってもらえなかったのに、
孫やペットには、やたら優しいし、怒らないし、なんでも買い与えてる。
それを見たあなたは、
「まぁ、あの頃は忙しかっただろうし。」
「今は、時間にもお金にも余裕があるだろうし。」
と、頭では納得できているけれど、心にモヤモヤとしたものが残る。
似たような経験をしたことのある人は、きっと少なくないでしょう。
(※孫にまで厳しいご両親もいますが、その話はまた今度。)
これは、あなたのインナーチャイルドが、孫やペットに嫉妬しているサインです。
どうして?
わたしのときは、あんな風に優しく言ってくれなかったよ!
わたしのときは、そんなこと言ったらうんと叱られたんだから!
わたしのときは、ぜんぜん買ってもらえなかったんだから!
あの子ばっかりズルい!
ズルい!ズルい!ズルい!
そう言って怒っているわけです。
そりゃそうですよね。
あなたの中の小さな子にしたら、
自分の大好きなお父さんやお母さんが、目の前で他の子にだけ優しくしてるんですから、ズルいって思っちゃいますよ。
そんなときでもあなたは、
平気なふりして、やり過ごそうとしていませんか?
自分の気持ちにフタをして、無理に理解のあるおとなを演じていませんか?
インナーチャイルドの本当の気持ちに気づいてあげられるのは、あなたしかいません。
最後の砦であるあなたまでもが、インナーチャイルドの声を聞いてあげなかったら、きっと絶望してしまいます。
日常のモヤモヤは、インナーチャイルドの小さな声。
大人げなくたって大丈夫。
自分の内側の声に耳を傾けて、
ありのままの気持ちに優しく寄り添いましょう。
