「こうねんき」は「更年期」だった|インナーチャイルドケア通信
ICCM Newsletter — by Yoko Mori
Letters on Inner Child Care Method®
この記事について
※この記事はメールマガジン「インナーチャイルドケア通信」で配信した内容を掲載したものです。
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最近のわたしの切実な悩み。
それは、「更年期」。
諸先輩方からうわさに聞いていた「更年期あるある」的な身体症状を、次から次につまみ食いしているような日々です。
婦人科の先生曰く、「これはまだ入口」らしいから、向こう10年に思いを馳せてクラっとしちゃいます。
でも、そんなふうに更年期を憂鬱に思っていたところ、
ある人が言った言葉に衝撃を受けました。
「更年期って、英語だと『Change of Life』って言うんですって」
おぉ、そうか、と。
わたしの中で、「こうねんき」イコール「年を取ってあちこちしんどい時期」だと刷り込まれていたのに、
まさか「人生の新たなステージへの転機」っていう意味があるだなんて!
いや、そもそもよく見たら、「更年期」って書いてあるではないか。
「こうねんき」は「更年期」なのか!
ぜんぜん気が付いてなかった。
「次のステージに向かうための毒出し期間」
今をそんなふうに捉えなおしたら、この経験もきっと悪いものではないなと思えてきたのです。
というわけで、
今回お伝えしたかったのは、「更年期はしんどい」という話ではなく、
わたしたちは勝手な思い込みで、
ものごとを必要以上にネガティブに捉えすぎてしまうことがあるってことです。
たとえば、
「歳を取る」ことを、「女性としての価値を損なうこと」と捉えたり、
「誰かと別れる」ことを、「天涯孤独になること」と捉えたりすれば、
それは耐えがたい苦しみになります。
もちろん、実際に痛みや困りごとがあると、ただポジティブに捉えるなんて無理なんですが、
でも、そのことが起きる本質的な意味に目を向ければ、
ただつらいだけではないなにかが見えてくるかもしれません。
「このことは、どんな意味があって起きているんだろう?」
「このことは、わたしに何を教えてくれているんだろう?」
そんなふうに見つめることができたらきっと、インナーチャイルドの声が聴こえてくるはず。
人生において、意味のないできごとなんて、本当はないのかもしれませんね。
