わかったようなこと言われると腹が立つ|インナーチャイルドケア通信
ICCM Newsletter – by Yoko Mori
Letters on Inner Child Care Method®
この記事について
※この記事はメールマガジン「インナーチャイルドケア通信」で配信した内容を掲載したものです。
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誰かに自分の悩みを話して、
「わかったようなこと」言われると、
めっちゃ腹が立ったりしませんか?
たとえば、
友だちに会社での扱いがものすごく理不尽なことを話したら、
「〇〇ちゃんは、いつもひとりでがんばりすぎなんだよー」 って言われたり。
夫にママ友のやり取りで嫌だったことを愚痴ったら、
「君はちょっと、気にしすぎなところがあるからねぇ」ってたしなめられたり。
母親に夫の困りごとを相談したら、
「お父さんもそうだったもん。男の人なんてそんなもんよ」って返ってきたり。
わかってる。
相手は、自分を否定しているわけではない。
むしろ話を聞いて励まそうとしてくれている。
それはわかってる。
わかってるんだけど、
でも、ちがうんだ。
あー、やっぱり言うんじゃなかった。
って。
あるでしょ?こういうこと。
「わかったようなこと言われて腹が立つ」のは、
決して「わかってほしくないから」じゃなくて、
むしろ、「痛いほどわかってほしいから」なんですよね。
今、ズキズキと疼いている生々しい痛みに対して、
「あなたの悩みって、要はこういうことだよね?」とか、
「それってよくあるパターンだよね」みたいにして、
ラベル貼りをしたり解決策を提示したりするんじゃなくて、
あなたがどれほど痛いかを、寸分違わずに理解して、
その痛みにとことん寄り添ってほしい
と思っているからなんですよね。
そして、それが期待外れに終わったから、
「やっぱりあなたもわかってくれないのね」
とがっかりして、傷ついて、腹を立てているということなんです。
こういうもどかしさを感じやすい人の多くは、
実は、子どもの頃に自分の気持ちを「わかってもらえない」を何度も経験しています。
子どもの頃、嫌な思いをしたときに、
お母さんにただただ寄り添ってほしかっただけなのに、
・言いたい人には言わせておけばいいのよ
・あなたはいちいち気にしすぎ
・もっとこうすればよかったのに
・いまさら言っても仕方ないでしょ
・今度からこうしなさい
みたいに、
ラベル貼りをしたり解決策を提示されたりして、
ちゃんと「わかってもらえた」という感覚を得られなかった人ほど、
おとなになっても、「わかってほしい」を手放せないのです。
そしていつまでも、
「わかってくれる人」探しがやめられず、
「わかったようなこと言わないでよ」が続いてしまうんです。
でも、このメルマガの読者さんなら、もう知ってるはず。
どんなに仲のいい友人も、
いつも一緒に暮らしているパートナーも、
もはやあなたを生んだお母さんでさえも、
おとなのあなたの痛みを100%理解することはできません。
そこを求め続ける限り、
あなたはずっと「わかってほしいのに、わかってもらえない」を繰り返し、
孤独で、生きづらいままです。
おとなになった自分を、100%わかってあげることができるのは、
世界中でただひとり、あなたしかいません。
あなたがあなたと真剣に向き合い、
あなた自身の痛みにとことん寄り添ってあげることができれば、
周りの人に向けた、「わかったようなこと言わないで」は、
自然と手放せるようになるはずです。
