奥歯が欠けてますよ|インナーチャイルドケア通信
ICCM Newsletter — by Yoko Mori
Letters on Inner Child Care Method®
この記事について
※この記事はメールマガジン「インナーチャイルドケア通信」で配信した内容を掲載したものです。
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今から十数年前。
ひさしぶりの歯医者さんの定期健診で言われた衝撃のひとこと。
「奥歯が欠けてますよ」
「オクバガカケテマスヨ」が、
「奥歯が欠けてますよ」だと理解するのに、数秒間を要しました。
それくらいインパクトあるひとことでした。
原因は、「食いしばり」とのこと。
そのときはまったく自覚がなかったので、
「え?食いしばり?
歯が欠けるほど食いしばるなんてことある?」
と思ったのですが、
そこから意識してみると、
わたし、めっちゃ食いしばってた!
会社のデスクに座っているとき。
特に忙しかったり、プレシャーのかかる仕事だったり、
近くに苦手な人がいたりすると、ギューッとやってる。
一見脱力して休んでるように思えるベッドの上でさえ、
スマホ見ながら、気づいたらギューッとやってる。
たぶん寝てる間も食いしばってる。
当時のわたしは、無意識のうちに、
常に緊張やストレスで身体に力が入っていたみたいです。
聞くところによると、
食いしばりは、体重の2~5倍の力が歯にかかるそうで、
そりゃ、そんなに食いしばってたら、欠けちゃいますよね。
もちろん、
食いしばらないように気を付けるのも大事なことなんだけれど、
原因になっている緊張やストレスを減らさなくては、
根本解決になりません。
わたしの場合は、
心のメンテナンスを続けたおかげで、
今はすっかり食いしばりはなくなり、
心も体もすごーく楽になりました。
心身一体とは、まさにこのことですね。
でも、欠けてしまった歯は二度と戻ってこないわけで、
身体を痛めつけてまで、がまんを強いていたかと思うと、
なんだか自分に申し訳ない気持ちになります。
あなたはいかがですか?
首や肩に力が入りすぎてたり、
無意識のうちに奥歯を食いしばったりしてませんか?
もし、ギューッとやっていたら、
それはきっと、インナーチャイルドからの「話を聞いて」のサインです。
あなたの代わりはどこにもいないし、
あなたの身体はひとつしかないのだから、
どうかいったん立ち止まって、ご自分の内側に意識を向けてみてくださいね。
