生きづらさを手放して自分と仲良く生きていく

インナーチャイルドケア講座

被害者さんをやめたらいいことだらけの未来が待ってる

    
victim_mentality
\ この記事を共有 /
被害者さんをやめたらいいことだらけの未来が待ってる

(はじめにお伝えしますと、この記事は少々辛口です。)
生きづらさを感じている人の中には、いつも自分ばかりが嫌な目に遭っていると感じている「被害者さん」がいます。
被害者さんは、自分が被害者でいるために無意識で加害者を必要としてしまい、自分の人生をわざわざややこしくしています。
被害者であることをやめた瞬間から、加害者は必要なくなり、あなたの人生は軽やかになります。

被害者さんの主張

耳の痛い話をさせてもらうと、生きづらさを感じている人の中には、「わたしばっかり損をする」「いつもわたしだけ責められる」「なんでわたしばっかりこんな目に遭うの?」という被害者思考の方がいます。

そんな「被害者さん」のお話には共通点があります。

表面上は自虐的でも、言葉の端々には、自分以外への誰かや何かへの恨みつらみがちりばめられています。

「今、こんな目に遭っているのは○○のせいで、わたしは悪くないのになぜか自分にばっかり不幸がやってくる。この世はなんて理不尽なんだ。

それなのに、この大変さを誰もわかってくれない。周りはみんな自分のことしか考えてなくて、誰もわたしを助けようとしない。」

どんなに美しい言葉を選んでても、中身はつまりこういうことです。(ちゃんとバレてますw)

○○の中に入るのは、さまざま。

会社の人、友人、家族、学校の先生、政治、教育、世界、コロナ・・・

とにかく「自分以外の誰かや何か」です。

問題が自分以外の誰かや何かにあると思っているから、他人の意見に本気で耳を貸さない。聞いてるようで聞いてない。本当は自分を変えようなんてしない。

そして、変わらない日々を嘆いて、どんどん月日が流れていく。

あなたもこんな「被害者さん」になってませんか?

もし、お心当たりがあるのなら、ぜひこのまま読んでみてください。

たしかに被害者だったかもしれない

おとなになってからの生きづらさは、たいていの場合、「ありのままの自分でいい」「わたしは愛される存在だ」という自己肯定感が不足していることが理由です。

その多くは幼少期に原因があり、親に十分に甘えそびれてしまったため、自他への信頼感(基本的信頼感)が育まれていないからです。

自己肯定感の有無に「ちゃんと」育ててもらったかどうかは関係なくて、いくら裕福な家庭で十分な教育を受けて育ったとしても、思い切り甘えられなかったり、我慢を強いられていたり、「いい子」や「悪い子」の演技をしなくてはいけないような環境下であったりすれば、自己肯定感は育まれないのです。

だから、あなたが生きづらさを抱え込んでしまった原因は、あなたの責任ではない。

それはたしかです。

加害者探し

でも、だからといってずっと「被害者さん」としての立ち位置をキープしていても、あなたにプラスはありません。

被害者でいるには、「被害者である証拠」を必要としてしまうので、出会う人の中から「加害者さん」を見つけなければならないからです。

「○○のせいで、わたしは不幸である。」

どこに行ってもこのような構図を作り上げてしまうのです。

もちろん、潜在意識(心の中)の作用なので、たいていの場合ご本人に自覚はありませんが、被害者さんは、自分が被害者でいるために、無意識のうちに加害者になってくれる人やモノを探してしまうのです。

今目の前にいるその厄介な人や事象は、もしかしてあなたが被害者になるために探し出した加害者役ではありませんか?

あなたが気づいて「加害者探し」をやめない限り、どんなに顕在意識(頭の中)で幸せを願っていても、それが現実になることはありません。

みんな大好き「引き寄せの法則」は、潜在意識(心の中)にあるものを連れてきます。

あなたが今誰かや何かに煩わされているのであれば、皮肉なことに、それは潜在意識の願いどおりなのです。

なぜ被害者さんでいたいのか

それではなぜこんなに苦しいのに、被害者であることを望んでしまうのか。

それは、潜在意識の中にいるインナーチャイルドが、「被害者でいることにメリットがある」と感じているからです。

インナーチャイルドが感じているメリットはおひとりおひとり違います。

よくあるのは、

  • 被害者でいると周りの人に心配してもらえる
  • 被害者でいると周りの人にすごいと思ってもらえる
  • 被害者でいると親に仕返しができる
  • 被害者でいると親からの援助を受けることを正当化できる
  • 被害者でいると本当の自分の実力と向き合わなくて済む
  • 被害者でいると挑戦しないことの言い訳ができる

こんなところです。いやぁ、厳しい・・・

正直言って、自分ひとりで向き合うのは容易なことではありませんので、くれぐれも無理はしないでいただきたいのですが、プライドをいったん脇において、被害者でいたい理由をインナーチャイルドにじっくり訊ねてもらえれば、きっと答えは出るんじゃないかと思います。

あなたは、被害者でいることで、いったいどんな得をしていますか?

加害者パラダイスにいたころのわたし

わたしがこんな嫌な感じの話をするのにはワケがあって、わたし自身もかつてはゴリゴリの被害者さんだったからなんです。

ちなみに、当時のわたしにとっての最大のメリットは、「本当の自分の実力と向き合わなくて済む」でした。

本当はひとりでは何もできなくて、会社に雇ってもらうことで生活できているのに、上司の資質や会社の体質の文句ばっかり言ってました。

そんなに不満があるなら会社を辞めてひとりで仕事をすればいいだけなのに、それができないことからは目を背けて、つらいつらい加害者パラダイスに甘んじていました。

この上司さえいなければ、会社が旧態依然としていなければ、わたしはもっともっと力を発揮できて評価される。わたしが評価されないのは、わたしに力が無いからではなく、周りの環境が悪いからだ。

つまりは、そう思っときたかったんです。

会社にいて、ダメな上司の文句を言っとけば、自分の実力と向き合わずに済む。

そのメリットが大きすぎたから、わたしは被害者であることを頑として譲らなかったんです。

だから、今、被害者さんでいる人のことをとやかく言えた立場ではありません。

でも、経験を伝えることはできます。

被害者をやめたことのメリットは、被害者でいることのメリットを驚くほど凌駕します。

それは、会社を辞めて独立するという形式上の変化ではなくて、人との関わり方の変化です。

被害者をやめたときには、自分の実力と向き合わなくてはいけなかったし、そりゃプライドもズタズタになりましたけど、そこでやっと等身大の自分を知り、人を尊敬し、助けを求めることができるようになったと思います。

それまで上下や敵味方だった関係が、横並びの人間関係に変わっていきました。

自分を被害者にしておくための敵(加害者)の存在は必要なくなったので、人間関係におおきな変化が起こりました。

そしたらグッと世界が優しくなって、味方がたくさんと、どうでもいい人がめっちゃたくさんになりましたw

今となってはあのとき被害者をやめて本当に良かったと思っています。

だから、このことをみなさんにお伝えしたかったんです。

これは、わたしだけでなく、わたしなんて足元にも及ばないくらい人生を楽しんでいる方たちに共通していることだと思います。

被害者面した幸せ者なんて、見たことないですよね。

彼らは、被害に遭っていないわけではなく、被害者でいることを選んでいないだけなのです。

被害者をやめるにはどうすればいい?

では、被害者をやめるにはどうすればいいかというと、おそらくだいたいこんな手順で進んでいきます。

  1. 被害者に甘んじていることに気づく。(←気づかないと何にも始まらない!)
  2. 被害者でいる理由を見つめる。
  3. 被害者でいたい感情を否定せずしっかりと寄り添う。
  4. 被害者じゃなくても大丈夫であると自分に根気強く伝える。
  5. 少しずつ被害者意識が外れていく。
  6. 人を信頼し横の関係を結ぶ。
  7. 被害者でなくても大丈夫であることを実感する。
  8. 被害者でなくなる。

こんな感じです。

①は、ご自分で気づくしかないです。他人から言われても腹が立つだけです。

②以降は、インナーチャイルドのケアが必要になります。

自分の心としっかりと向き合って、少しずつ恐れを外していく必要があります。

①の頭で気づいたところから、⑧のしっかりと腹落ちするところまでは、時間のかかる作業です。

焦ってもうまくいかないので、インナーチャイルドを癒しながら、恐る恐る、行ったり来たりしながら、少しずつ進んでいきましょう。

向き合い続ければ必ず変化ポイントは訪れますので、ご自分を幸せにすると決めて、諦めずに取り組んでみていただけたらと思います。

せっかくの人生、被害者として生きるなんてもったいない!

そろそろ本当の自分を生きてみませんか?

【まとめ】
●生きづらさを抱えている人の中には、生きづらさの理由を自分以外の誰かや何かのせいにしている「被害者さん」がいる。
●生きづらさを抱えてしまった理由は幼少期にあって、あなたのせいではない。でも、被害者の立場に固執していてもあなたが幸せになることはない。
●被害者でい続けるためには、加害者の存在が必要。被害者意識が強い人は、無意識のうちに加害者探しをしてしまう。
●加害者探しをしていることに気づいてやめなければ、現実は変わらない。
●被害者でい続ける理由は、インナーチャイルドが被害者でいることにメリットがあると感じているから。その理由を掘り下げてみよう。
●被害者をやめたことのメリットは、被害者でいることのメリットを凌駕する。
●被害者意識をやめると「人との関わり方」が変化する。縦のつながりが横のつながりになり、人を尊敬し助けを求められるようになる。
●被害者意識をやめると、自分を被害者にしておくための敵(加害者)は必要なくなるため、人間関係が穏やかになる。
●幸せに生きている人は、被害に遭っていないわけではなく、被害者でいることを選んでいないだけ。
●被害者意識をやめるには、まず、自分が被害者に甘んじていることに気づくところから。気づけないと変われない。
●インナーチャイルドを癒しながら少しずつ被害者意識を外していくことが大切。

コメント

Copyright©インナーチャイルドケア講座,2024All Rights Reserved.

インナーチャイルドケア講座