他人の悪口ばかり言う人の心理と対処法
職場・ご近所・ママ友付き合い・・・
複数人集まればはじまる、他人の悪口・陰口・うわさ話。
「知ってる？○○さんってね、」とか「この前ちょっとうわさで聞いたんだけど、」なんて聞かされて、うんざり嫌な気持ちになっちゃうって人も多いんじゃないでしょうか？
悪口ばかり言う人
あなたの周りには、やたら他人の悪口ばかり言ってる人、相手のいないところでこそこそ陰口叩いている人、顔を合わせればうわさ話をしてくる人、いませんか？
こんな人が周りにいると、その場の雰囲気が悪くなるし、もしかしたら自分も陰で何か言われてるんじゃないかなんて、モヤモヤしたりしますよね。
でも、悪口ばかり言う人の心理を知れば納得。
そんな人たちに振り回されずに生きていく方法、ちゃんとあります。
最後まで読んでくださった方には、この問題に関する衝撃の真実もお伝えします！
軽い気持ちで読むとガツンとへこむかもしれないので、心してどうぞ。
悪口ばかり言う人の心理
心理をちょっとでも勉強したことがある人はご存じかと思いますが、
他人に見えるダメなところって、自分が認めてない部分の「投影」です。
自分にも同じようなダメなところがあるのにそれを抑圧（隠）して認めてないから、他人のダメなところに心揺さぶられるという心の仕組みです。
【投影】自分の抑圧した部分を映し出している姿
だから、他人の悪口を言うなんて、自分の欠点をわざわざ周囲にアナウンスして歩いているようなもの。実はめっちゃ恥ずいんです。
たとえば、職場の同僚のいないところで、
「Aさんって、ほんと仕事できないよねー、一緒に仕事してるとめっちゃイライラするわー」
なんて言ってる人。
むちゃ恥ずいで。
だって、他人の出来の悪さを責めたい人は、本当は自分に自信が無い人。周りの人から見下されるのをひどく恐れている人。
でも、自信のなさを認めてない（抑圧してる）から、自分よりできてない人を必死に探して（投影して）見下してるってだけ。その人を見下して、自分は上だって安心してたいだけ。
この人の悪口をインナーチャイルドの声に変換するなら、
「わたし、本当は自分に自信が無いの。みんなにダメな人って思われるのが怖くてたまらない。だからAさんがいてくれてむっちゃ助かるー。あの人がいたら、わたし絶対勝てるもん。」
ってこと。笑っちゃうよね。
たとえば、ママ友のいないところで、
「Bさんって、すごく裏表あるよね。先生の前ではいいママぶってるけど、いないとこで先生たちのことボロカス言ってるからね。」
なんて言ってる人。
むちゃ恥ずいで。
だって、他人の裏表が気になる人は、自分も建前と本音がひどく乖離している人。
でも、裏表あるのはいけないことだって思ってるから必死に隠して（抑圧して）、わかりやすく裏表のある人を探して（投影して）非難してるってだけ。
この人の悪口をインナーチャイルドの声に変換するなら、
「わたし、めちゃくちゃ裏表があるの。口で言ってることと心で思ってること、ホントはぜんぜんちがうんだ。仲良くしているみんなのことも（なんならあなたのことも）、内心めちゃ悪く思ってるしね。でも嫌われたくないからうまく合わせてる。Bさんみたいに露骨に裏表見せるようなヘマはしないよ。」
ってこと。笑っちゃうよね。
みんな、自分が隠してる（抑圧してる）ことを目の前でやってのける人を目にすると、やたらと心揺さぶられるんです。
自分のイヤな部分を見ないで済むように隠して、それを周りの人に投影しては文句言ってる。
世の中の悪口・陰口ってぜんぶそういう仕組みです。
悪口ばかり言う人の真の目的
そして、わざわざ悪口を口にする人が求めているのは、目の前の相手からの「同調」です。
【同調】他に調子を合わせること、他人の意見・主張などに賛同すること
話した相手から、「わかるー！」「わたしも前からそう思ってたー！」なんて言葉が返ってくるのが、何よりのよろこび。
嬉々として畳みかけるように次の悪口を放りこんでくることでしょう。
つまり、悪口を吹き込んでくる人の真の目的は、
自分に「同調」させ、仲間にすることで、悪口が自分ひとりの意見でないことを証明し、自分を正当化することです。
「ほら、こう思ってるのはわたしひとりじゃないのよ。この人も一緒よ。複数人が言ってることだから正しいのよ。」
と思いたいがゆえに、目の前の相手を巻き込もうとしているのです。
すごくややこしい話ですが、
他人の同調を得て自分を正当化できれば、「相手のダメなところは自分の『投影』なんかじゃなく、客観的な事実なんだ。わたしはダメな人間なんかじゃない。」と思い込むことができ、自分の欠点と対峙せずに済むわけです。
だから、どうしたって悪口・陰口を言わずにはいられないし、周りの人が「同調」すればするほど悪口・陰口はエスカレートしていくのです。
悪口ばかり言う人への対処法
ここで、悪口を言う人への対処法をお伝えします。
直接悪口を吹き込まれたパターンと、悪口言ってるのを側で聞かされたパターンに分けて解説しますね。
▶直接悪口を吹き込まれた場合
誰かに悪口を吹き込まれたら、要注意。
うっかり「同調」しようもんなら、「わかってくれる人」「仲間になってくれる人」です。相手の思う壺です。
同調すれば、同じ穴の狢。
たとえ自分が言ったことでなくても、外から見るとその人と同じ悪口ばかりの仲間です。
そうなりたくなかったら、絶対に悪口に「同調」しないこと。
具体的なやり方としては、悪口を言っている相手の少し向こう側に目のピントを合わせるようなイメージで、「へぇ、そうなんだ」「そうなの」を語尾を下げて、単調に、ひたすら繰り返すこと。
同調のニュアンスを含まず、ひたすら「あなたの意見はそうなんですね」という態度でいることです。
相手の目的は、あなたの「同調」なので、「同調」が得られないとわかれば、そのうち離れていきます。
▶悪口を側で聞いていてしんどい場合
それから、自分が直接言われているわけではないけれど、側で聞いていて嫌な気持ちになる人。
冒頭で話した「投影」の話を思い出してください。
その人が悪口を言うのは、「自分にも同じようなダメなところがあるのに認めてないから、他人のダメなところに心揺さぶられる」んでしたね？
だから、「あぁ、あの人は自分のダメなところを受け入れられない弱い人なんだな。だからああやってみんなに同調を求めて安心したいんだな」って思って見守ってあげてください。
決して改心させようなどせず、生暖かい目で眺めておいてください。
そんな人にイライラして、あなたの無駄な時間やエネルギーを費やすなんてもったいない話ですから。
あなたが他人の悪口に振り回される真の理由
はい。よくぞここまで読んでくださいました。
対処法だけで終わらず、ここまでスクロールしてくださったあなたにだけに、衝撃の真実をお届けしたいと思います。
おそらくあなたは、対処法を読んで、こう思ったんじゃないでしょうか？
「悪口は悪いことってわかってる。同調しなければいいってわかってる。でも悪口を言う人を目の前にするとつい同調しちゃうんだよ。」
「悪口を言う人はしょうもない人だってわかってる。でもそばで聞いているとどうしてもイライラしちゃうんだよ。」
ですよねー
現実はこんなに簡単ではないこと、わたしだって経験済みです。ちゃんとわかっています。
悪口を言う人に嫌悪感を抱きつつも、つい同調しちゃうとか、
気にしないようにしても、どうしても気になっちゃうとか。
実際そんな人はめちゃくちゃ多いんじゃないでしょうか？
だから、悩んでるし困ってるんですよね。
では、「悪口なんて無視すればいい」「悪口言う人なんてロクな人じゃない」、
そうわかっているのに、どうしてこんなにも悪口言う人に心揺さぶられちゃうんでしょう？
・・・・・
・・・・・
・・・・・
( ﾟдﾟ)ﾊｯ!
気づきました？
気づいちゃいました？
うん、そうなんです。
あなたの悩みの種である「悪口ばかり言う人」って、実はあなたの「投影」です。
「投影」は、「自分にも同じようなダメなところがあるのにそれを抑圧して認めてないから、他人のダメなところに心揺さぶられる」んでしたよね？
ってことはつまり、、、
本当はあなたも心の中で他人の悪口ばっかり言ってるクセに、それを棚上げして認めてないから、他の人の悪口が気になってしょうがないんです。
目の前の悪口ばっかり言うしょうもないやつは、残念ながらあなた自身の投影だということです。
胸に手を当てて、自分の内側の声を聴いてみて。
「あの人って本当にダメだよねー」「あの人なんもわかってないわー」「あの人センス無いよねー」みたいな悪口、めっちゃ言ってるの、聴こえてくるでしょ？
でも、「そんなことはつゆほども思っていません」みたいな涼しい顔していい人ぶってるでしょ？
本当にあなたの中に悪口が無ければ、「投影」なんて起こさないから、他人がいくら悪口言ってても別に気にならないし、イライラしないんです。
あなたが、悪口を言う人に心揺さぶられているってことはつまり、あなたも心の中で悪口ばっかり言ってるっていう揺るぎない証拠。むちゃ恥ずいで。
脳内の悪口を止めるには？
「たしかにそうかも」「わたしも内心人を悪く思ってるかも」と思ってくださった方、おめでとうございます。
あなたは、この現実を変えられる可能性を持っています。
あなたが脳内の悪口を止めることができれば、「投影」は止まり、悪口ばかり言う人に心揺さぶられる日々は終わります。
人間、自分の中に無いものには心揺さぶられないので、たとえ悪口言ってる人が目の前に現れても「こういう人いるよねー」くらいにしか思わなくなります。耳を塞ぎたくなるような苦しい気持ちにはならなくなります。
でもあいにく、脳内の悪口は無意識のうちに再生されているものなので、「考えないようにしよう」と意図的に制御を試みたところで止められるものではなりません。
あなたの内側で鳴り響く悪口を止めるには、その悪口を言いたくなる本当の理由に気づいて、自らの癒しを進める必要があります。
インナーチャイルドケアで心に追った傷を癒せば、あなたの中にある他人を悪く思う気持ちが消え、やがて「投影」は起こらなくなります。
すると、あなたの周りからは悪口を言う人が消え、穏やかで平和な毎日が送れるようになります。
他人に見えるダメなところは、自分が認めてない部分の「投影」。
地球上に全員がこの仕組みに気づいて自分の内側に向き合えば、この世からくだらない争いごとなんて無くなるはずです。
わたしはそんな優しい世界を本気で目指しています。
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