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友だちのいちばんになれないのがつらいとき

  
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友だちのいちばんになれないのがつらいとき

ICCM Newsletter – by Yoko Mori
Letters on Inner Child Care Method®

この記事について

※この記事はメールマガジン「インナーチャイルドケア通信」で配信した内容を掲載したものです。
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友だちのいちばんになれない

先日、入門講座に来られた方が、こんなお話をしてくださいました。
(掲載の許可いただいています。個人情報保護のため内容は多少変えてあります。)

——

長い付き合いの友人が、2年ほど前に、旦那さんの実家のある東北地方に引っ越しました。

それまでは、年に数回のペースで会って、食事をしたりする仲だったのですが、それ以来なかなか会えなくなってしまいました。

でも、ちょくちょく連絡は取りあうし、この前のわたしの誕生日にもお祝いメッセージをくれました。
なので、わたしとしてはいい関係が続いているって思っていたんです。

ところが、数日前に彼女がSNSで、こちらに戻ってきてほかの友だちと会ったときの写真がアップされて。

それにとんでもなくショックを受けてしまったんです。

わたしとは会わないどころか、帰ってきていることも知らせてくれていませんでした。

どうやら友だちと思っていたのはわたしだけで、彼女にとってはどうでもいい存在みたいです。

もう連絡するのやめようかと思っています。

——

うー、これはつらい。

わたしにも身に覚えがありすぎて他人事とは思えず、彼女の痛みが切実に伝わってきました。

あなたはどうでしょう?

友だちの友だちの存在に傷つくこと、ありませんか?

友だちには友だちがいる

もしかしたらこのお友だちは、なにか理由があって、別の方と会ったのかもしれないし、

連絡を取り合っているわけだから、少なくとも友だちでなくなったわけではないんですよね。

でも、自分が思っているほど、相手が自分を大切には思ってくれてないんだと感じると、

自分の存在価値が壊されるみたいで、めっちゃ傷ついちゃいますね。

もし、この関係が「恋人」であれば、
別の人と仲良くすることに怒ったりする権利があるのかもしれませんが、

「友だち」というのは難しいもので、
友だちに友だちがいるのは、どうしようもないことですよね。

それに、友だちが友だちに付ける優先順位も、自分で希望できるわけではないので、

いくら自分が相手をいちばんに思っていても、
相手が自分をいちばんに思ってくれるとは限らない。

まさか、自分をいちばんにしてほしいだなんて、そんなダサいこと言えないし、
言ったとて叶うはずもない。

そんなことを考えてるなんて知られたら、
それこそ、友だちですらいられなくなるかもしれない。

なんて考えて、ぐるぐるぐるぐる・・・

いちばんになれない痛みの根っこ

実は、友だちのいちばんになれない問題で悩んでしまう人には、ある共通点があります。

それが、

子ども時代に「お母さんのいちばんになれなかったこと。」

お母さんの周りには、

自分よりもっとかわいがられている誰かや、手のかかる誰か、

もしくは、仕事や世間体などお母さんにとって大切なにか、

そういうものが常に張り付いていて、自分は後回しだった感覚がある人。

そんな経験をしている人ほど、

人生の中で繰り返し、「いちばんになれない痛み」を味わうことになります。

あなたは、自分でも気づかない胸の奥で、

「どうせいちばんにはなれない」

「いちばんになれない自分には価値がない」

と思い込んでしまっているので、

そのとおりの現実がやってくるし、
似たような場面で何度も傷ついてしまうんです。

そして、いちばんになれない現実を受け止めきれなくて、自分から離れてしまうから、

余計に孤独が深まっていくんですよね。

わたしもずっと「誰のいちばんにもなれない」ことに傷ついてきた人生なので、

そういう痛みは、身に染みてわかるつもりです。

いちばんになれない痛みを癒そう

そんな人こそ、
自分で自分をケアする方法を知ってほしいと思います。

なぜなら、あなたの「いちばんになれない痛み」は、
子どもだったあなたが、切実にお母さんを求めていた痛みだから。

外の誰かでは埋めることができなくて、
あなたがお母さんに代わって埋めてあげるしかないんです。

自分で自分をケアできるようになってくると、

「いちばんになれない=自分には価値がない」
という極端な思考は緩んでいきます。

そうすれば、たとえ相手のいちばんじゃなくても、今の関係を大切に思えるようになるし、

自分を大切にしてくれる人の存在にも気づけるようになるはずです。

誰かのいちばんになりたいと思うときほど、
「お母さんのいちばんになれない」痛みを抱えて今日までがんばってきた自分自身に、
まっさきに目を向けてみてください。

今日のまとめ

・友だちのいちばんになれない痛みは、実は子ども時代にお母さんのいちばんになれなかった痛みの再体験

・「いちばんになれない=自分には価値がない」と思い込んでしまっているから、相手の言動にいちいち傷ついてしまう

・お母さんのいちばんになりたかった当時の切実な思いを理解して自分に寄り添うことで、いちばんに執着する気持ちを手放していこう