お母さんに話を取られちゃう
ICCM Newsletter – by Yoko Mori
Letters on Inner Child Care Method®
この記事について
※この記事はメールマガジン「インナーチャイルドケア通信」で配信した内容を掲載したものです。
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「最近腰が痛くてさ。買い物の荷物持つのしんどいんだよね。」
「わかる。つらいよねー。お母さんなんてさ膝も悪いから、重たいもの買えないのよ。お米とかすごく困るの。」
「そうなんだ。」
・・・あれ?
「ダンナったらさ、先に帰る日でも、洗濯ものすら取り込んでくれないんだよ。」
「えー、それくらいやっておいてほしいよね。お父さんなんかさ、電子レンジすらまともに使えないんだから、こっちは忙しいのにいちいち呼ばれてイヤになっちゃう。」
「そうだよね。」
・・・あれ?
お母さんと話していて、こんなことってありません?
ちょっと自分の愚痴をこぼしたつもりが、いつの間にかお母さんの苦労話になっている。
ちょっと話を聞いてほしかっただけなのに、気づけば自分が話を聞く側になってる。
もちろん、お母さんに悪気はない。
話を振ったのはわたしだし。
たしかに、わたしよりお母さんの方が大変そうだし。
お母さんには話せる相手もそんなにいないから、わたしが聞いてあげなくちゃだよね。
わかってる。
そうやって、お茶と一緒にゴクリと自分の気持ちを飲み込む。
飲み込んだ本音は、どこへ行くの?
きっと多くの娘たちが、お母さんとの何気ない会話の中で、自分の本音を飲み込んでいると思います。
なぜなら、
お母さんを傷つけたくないから。
お母さんに嫌われたくないから。
お母さんが好きだから。
お母さんの笑顔が見たいから。
そうでしょ?
でも、飲み込んだあなたの本音はどこに行く?
それは、ひとりでに消えてくれることはなくて、
あなたのおなかの中に、少しずつたまっていきます。
自分では平気なつもりでも、気づかないうちに、
結構たまっているんじゃないでしょうか?
そうやって、いつもお母さんや周りの人の気持ちを優先して、自分の気持ちにフタをし続けていると、
あなたのインナーチャイルドは、ずっとがまんすることになります。
気づかないうちに、あなたの心は疲れていってしまいます。
自分の気持ちを、置き去りにしないで
わたしが言いたいのは、お母さんの話なんて聞いてあげなくていいよ、とか、
「わたしの話を聞いてよ」って言い返してくださいね、とか、
そういうことじゃありません。
そうじゃなくて、
お母さんだけじゃなく、あなたまで自分の気持ちを置き去りにしないでほしいんです。
「本当は、大丈夫?って心配してほしかったのに、
ちゃんと聞いてもらえなくて、悲しかったよね。」
「本当は、大変なのにがんばってるんだね、って認めてほしかったのに、
話をすり替えられちゃって、悔しかったよね。」
お母さんに受け止めてもらえなかったときの自分の本音に気づいて、自分で抱きとめる。
そんなふうに、自分をケアしてほしいんです。
お母さんに期待してはがっかりして傷つくのはもうおしまい。
いつまでも気づいてくれるのを待つんじゃなくて、自分で自分のいちばんの味方になる。
そういう自立した娘になりませんか?
今日のまとめ
・相手を優先して自分の本音を抑え込んでばかりいると、気づかないうちに、じわじわと蓄積されていく
・抑圧した気持ちは勝手に消えてなくならず、インナーチャイルドは疲れていく
・自分で自分を置き去りにしない。本音に気づいて、自分で抱きとめよう


