生きづらさを手放して自分と仲良く生きていく

「わかってくれない!」の手放し方 ~パートナー・家族・友人とのすれちがい~

  
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「わかってくれない!」の手放し方 ~パートナー・家族・友人とのすれちがい...

あなたは身近な誰かに対して、「どうしてわかってくれないの!」って思うことありますか?

わたしは、しょっちゅうありました。特に夫に対して。

たとえば、

わたし「会社の○○さんにXXXって言われてさ。ひどくない?」
夫「まぁ、そういう人もいるよね。気にしなきゃいいんだよ。」
とか!

わたし「なんかちょっと疲れたかも、、」
夫「休めばいいじゃん」
とか!

わたしが待ってる言葉は、
「えー、そうなんだ。そんなこと言われたら嫌だよね。」
とか!
「そうだよね。そんなにがんばってたら疲れちゃうよね。毎日お疲れさま。」
とか!!

そういう「共感」を待ってるのに、わかりきってる「正しい」考え方や解決方法が返ってくる。

いらん!そんなの知ってる!
どうしてわたしの気持ち、わかってくれないの!
あー、もう!この人に話すんじゃなかった!

って毎回後悔して、でも目の前にいるからつい言ってしまって、
また期待する答えが返ってこなくて腹を立てる。

そんな無駄なことを軽く10年くらいはやってましたw

でも、インナーチャイルドケアに出会って、ようやくこの問題の原因と解決方法がわかったんです。

「わかってくれない!」の原因

わたしたちはつい身近な人に期待して、「わかってくれない!」って思ってしまうけれど、そもそも別の生き物なのだから、「わからなくてあたりまえ」なんですよね。

生まれた家もこれまでの経験もぜんぜんちがう。
ましてや夫とは性別がちがうから、基本的な脳の使い方もちがう。

男性脳は、有事に危機対応をするために、素早く問題点を見つけ出し、解決をしようとする神経回路を選びます。それに対して女性脳は、共感し合うことで深い気づきを得て、平時の危機回避能力を上げる神経回路を選ぶのです。
引用元:クラシエ(Kracie)

どうやら夫がわたしに共感することは、咄嗟に言われて利き手じゃない方の手で字を書くくらい難しいことらしい。
わたしにいつ何時話しかけられても共感できるように、常に身構えていなくてはできない。

緊張感のかけらもない家のリビングで、そんなこと不可能なのです。

でも、「わからない」とわかっていても、やっぱり腹が立つ。
わからないなりに、わかろうとしてくれないことに腹が立つ。

だって、夫はわたしの夫なのだから、「妻のわたしの気持ちに共感するのが夫としての務めでしょ?」くらいに思ってました。

つまり、「わかってくれない!」は、「わかってくれて当然でしょ」「わかろうとするべきでしょ」という、過剰要求が原因で起きているということです。

過剰要求してしまう理由

では、なぜわたしたちは、身近な人に「わかってくれて当然でしょ」「わかろうとするべきでしょ」という、過剰要求をしてしまうのか。

それは、インナーチャイルドが相手に「母親代わり」を求めているから。

「その人の気持ちに気づいて寄り添い癒すこと」こそが愛情表現で、パートナーや家族、友人とはそういうことをし合う存在だと、無意識に思い込んでいるから。

でも、これって実は、過剰要求。
こういう寄り添いは本来、「母親が子どもにしてあげること」であって、パートナーや家族・友人の役割ではありません。

生まれたばかりの首もすわっていない赤ちゃんが泣いたら、近づいて行ってあやしたり、おむつを替えたりする。
歩き始めたばかりの幼児が転んだら、駆け寄って「痛かったね」とさすってあげる。

そういう母としての理想の振る舞いを、わたしたちは無意識に周りの人に求めてしまっているんです。

でも、そうなってしまうのも無理もない。

そうなってしまうのは、幼少期に十分に満たされていないからだから。

たとえ物理的なお世話はされていても、
「うれしい」「楽しい」「さみしい」「悲しい」こういう感情のヒダに寄り添ってもらう経験が少ない。

「そんなの気にしなくていいのよ。」「早く寝なさい。」

そういう「正しい」アドバイスはもらえても、「嫌だったね」「悲しいね」「疲れちゃったね」などといった、感情を認めて、そこに十分に寄り添ってもらっていないから。
(このことに気づいていない人が本当に多いです。)

つまり、「わかってくれない!」は、目の前のパートナーたちへの不満のようでいて、実は幼少期に抱えていたお母さんへの満たされない思いの再体験なのです。

「お母さんになる」とは言ってない

よくよく考えてみたら、夫はわたしと結婚するとは言ったけれど、「君のお母さんになってあげるよ」とは言ってなかった。あたりまえだけど。

なのにわたしのインナーチャイルドが勝手に、「夫になる=お母さん代わりになってくれる」と思い込んだんです。

最優先にしてほしい、どんなことでも共感してほしい、自己犠牲をしてでも守ってほしい。

こういうトンデモ要求を10年に渡って突き付けていたんです。

そして、理想のお母さん代わりになってくれない夫に対して、「わかってくれない!」「わかろうともしてくれない!」って年がら年中ブチ切れていたわけです。

そりゃうまくいかないよな、と今なら思います。

夫が守るべきは夫自身のインナーチャイルドであって、息子であって、わたしは生活を共にし、一緒に息子を育てるパートナー。娘でもなければ保護者でもない。

書いてみるとあたりまえのことだけど、当時のわたしはこのちがいがぜんぜんわかっていなかった。

相手に母親代わりを求めるのではなく、「自分で自分を満たせる人にならなくてはいけない」ということに、結婚生活10年目くらいでようやっと気づいたんです。

「わかってくれない!」の解決方法

自分を癒し満たすために、わたしは、インナーチャイルドケアを始めました。

子どもの頃に母にしてほしかったように、自分の感情のヒダに寄り添って過ごしました。

癒しが進むにつれ、夫に対する「どうしてわかってくれないの!」の苛立ちは、驚くほど減っていきました。

そして、「どうせわかってくれないんでしょ」というネガティブな諦めではなくて、「わからなくてあたりまえ」が前提のコミュニケーションに変わったことで、日々の暮らしがうんと楽になっていきました。

「わかってくれない夫が悪い」とか、「こんな理解のない夫でわたしかわいそう」とか思っていたけれど、問題はすべて自分の内側にあったようです。

「どうしてわかってくれないの!」って日々しんどい思いをしているそこのあなた。

あなたのことを誰よりも理解し満たすことができるのは、世界中でたったひとり、あなただけです。

インナーチャイルドケアで自分を満たして、「わかってくれない!」にイライラする毎日を終わらせましょう。

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