多分お母さん、今ごろおせんべいとか食ってるよ。 ~あなたが思うより、お母さんはたくましい~
ICCM Newsletter – by Yoko Mori
Letters on Inner Child Care Method®
この記事について
※この記事はメールマガジン「インナーチャイルドケア通信」で配信した内容を掲載したものです。
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多分お母さん、今ごろおせんべいとか食ってるよ。
わたしが、受講生さんによく、
冗談まじりに言うフレーズのひとつです。
2018年に出版されてベストセラーになった、
Jamさんの本のタイトル、
「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。」
になぞらえています。
この本、当時とても話題になったので、読んだ方も多いと思いますが、
「自分がいつまでも気にしている相手は、
実はこっちのことなんてもう忘れて、
普通に楽しく過ごしているかもしれないよ。」
ということを、
「今ごろパフェとか食ってる」っていう、
秀逸なワードセンスで表していますよね。すごい。
この本は、職場や友人関係などでモヤモヤしたときに、
ふっと肩の力を抜かせてくれる本だと思うのですが、
わたしがおせんべいの話をするのは、
「いつでもお母さんの心配ばかりしている人」に対してです。
あなたはどうでしょう?
忙しい合間を縫って実家に帰っては、
お母さんの愚痴聞き相手になったり、
お母さんをちゃんと大事にしないお父さんにひとこと物申したり。
気づけばいつもお母さんのことを気にしていませんか?
イメージの中のお母さんと実際のお母さん
お母さんを放っておけない娘さんたちは、
「じゃあまたくるね」と実家の玄関のドアを閉めたあと、
お母さんがかわいそうで、後ろ髪を引かれてしまいます。
お母さん、また無理しちゃわないかな?
お父さん、ちゃんとお母さんのこと思いやってくれてるかな?
って。
それで自分にできることはないかと、ぐるぐる頭を巡らせます。
でもね、
たぶん大丈夫なんですよ。
あなたが帰った後のお母さん。
あなたのイメージの中では、

こう。
でも、実際には、

たぶん、こうです笑
たしかに、さみしいかもしれないし、
問題を抱えているかもしれない。
でも、ひとりでも、お父さんに不満があっても、
案外それなりに楽しく暮らしていて、
あなたが思っているほどには、
不幸じゃないんじゃないでしょうか?
お母さん自身が、どこかで選んでいること
ちなみに、
ある方は、わたしにこんな話をしてくれました。
父が亭主関白で、母がいつもしんどそうなので、
『そんなに嫌ならお父さんと離れて一緒に住もう』って言ってるんですけど、
『あなたに迷惑がかかるから』とか言って、動かないんですよ。
この前も父と一緒に旅行とか行ってて、
そんなに嫌なのによく行くなって思うんですよね。
・・・
うん。そう。
たぶん、お母さんはこの方が思っているほど、
お父さんのことを嫌っているわけではないんですよね。
きっと、満足ではない。
しんどいこともある。
愚痴も言いたい。
でも、それでも今の暮らしを続けることを、
お母さん自身がどこかで選んでいるのかもしれません。
だから、娘さんたちが一生懸命エネルギーを使って
お母さんを救い出そうとしても、
お母さん自身が、そこから動こうとしない限りは、
状況はなかなか変わらないわけです。
もちろん、「心配しなくていい」で、片づけられないこともあるでしょう。
健康上の問題やお金の問題などがあれば、
第三者の介入が必要なこともあります。
でも、ちゃんと元気で日々の暮らしを送れているのなら、
あなたが自分を犠牲にしてまで、
お母さんの人生を背負おうとしなくていいんじゃないかなって思うんです。
本当にケアしなければいけない存在
それよりも、
お母さんを放っておけない人にこそ、
気にかけてほしいのはあなた自身です。
あなたが、お母さんに後ろ髪を引かれてしまうのはきっと、
あなたの中に、
「お母さんを差し置いて、自分だけ幸せになってはいけない」
という罪悪感があるからではないでしょうか?
だとしたら、
あなたに本当に耳を傾けてほしいのは、
お母さんの愚痴じゃなく、
罪悪感を抱えたままの、
あなたのインナーチャイルドの声です。
「お母さんのことが心配なんだよね。」
「助けてあげなきゃって思っちゃうんだよね。」
「放っておくのは、
いけないことしてるみたいに思っちゃうんだよね。」
お母さんに向けている思いやりを、
どうかご自身に向けてあげてくださいね。
たぶんお母さん、
今ごろおせんべいとか食べてますから笑
今日のまとめ
・お母さんを放っておけない人は、お母さんをイメージの中で、悲劇の人にしてしまっている。
・でも、実際にはお母さんは今の暮らしを選んでいるのかもしれない。
お母さん自身に変わる気がなければ、娘がどれだけがんばっても状況はなかなか変わらない。
・あなたの中に「お母さんを差し置いて幸せになってはいけない」という思いがあるのかも。
・本当に気にかけてほしいのは、お母さんではなく、あなたのインナーチャイルド。