「良識の範囲内でお願いします」が苦手なわけ|インナーチャイルドケア通信
ICCM Newsletter — by Yoko Mori
Letters on Inner Child Care Method®
この記事について
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「良識の範囲内でお願いします。」
そう言われたら、ちょっとドキッとしませんか?
あと、
「普段着でお越しください」とか、
「最低限のマナーを守って」とか、
こういうのも地味に困りませんか?
「良識」「普段」「最低限」
どれも「1+1=2」みたいに答えが出るものじゃないから、
どこまでが正解でどこからが不正解かがわからない。
もし正解ゾーンから少しでもはみ出てしまえば、
「非常識」認定されてしまいそう。
そう思うから、怖くなって調べたくなる。
「卒業式 母親 服装」とか、
「小3 お小遣い 相場」とか。
ついやっちゃいません?
なんてったって、わたしたちは子どもの頃、
親や学校の決めたルールの中で生きてきました。
きちんと○か×かが決まっていることばかりでした。
廊下は走っちゃいけないし、
宿題は忘れちゃいけないし、
食べる前には手を洗わなくちゃいけない。
こういうルールをまじめに守ってきた人ほど、
おとなになってから、
「自分で考えて決める」ということが苦手だったりします。
あの頃、おとなたちに叱られないように、
自分で考えることをやめ、
一生懸命ルールを守って他人軸で生きてきた。
それでうまくいった成功体験がある。
なのに、おとなになって急に「良識の範囲で」とか言われても、
やったことがなくて戸惑っちゃう。
無理もないです。
でも、わからないからといって、
このまま平均ど真ん中に合わせ続けていると、
どんどん自分が何者かがわからなくなっていきます。
もちろん、人に迷惑をかけないような配慮は大切だと思うのですが、
人の目を気にしすぎて、
自分の意見・個性・楽しみなどを無意識に封じ込めていると、
自分がなにが好きで、どう生きていきたいかが見えてきません。
それに、いつも人の顔色をうかがって、ビクビクしてなきゃいけないし、
自分の常識とちがう人にたいして不寛容になっちゃいます。
みんなが正解ゾーンから少しもはみ出ないようにしてたら、
なんにも楽しいことが生まれない。
そんなロボットみたいな生き方、つまらないと思いませんか?
だから、
少しずつでいいから、
「自分で考えて決める」習慣を取り戻していきましょう。
ささいなことでもいいから、立ち止まって自分の内側の声を聴く。
・どっちが好き?
・何が食べたい?
・どっちから行く?
そして、
「正・誤」ではなく、自分の「快・不快」の感覚で選ぶ。
そういう選択をしていただきたいなと思います。
あなたの正解は、スマホの中じゃなくて、あなたの中にあります。
あなたがあなたらしく生きていくために、
たくさんインナーチャイルドと話をしてくださいね。
