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40歳が人生の分かれ目になる3つの理由

  
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40歳が人生の分かれ目になる3つの理由

こんばんは。森ようこです。

わたしが「インナーチャイルドケアメソッド」の前身となる、我流のインナーチャイルドを癒す方法にたどり着いたのは、40歳の頃でした。

それまでは、夫を責めてみたり、周りの環境のせいにしてみたり、自分のことをHSPだとか言ってみたりしながら、ごまかしごまかしやってきたんですが、もうどうにも言い訳が利かなくなって、「本気で人生に向き合わなきゃ、いい加減やばい!」と腹を括ったのでした。
今思えばあれば、人生の分岐点でした。

そして、わたしのお客さまで、同じようなことを仰る方のご年齢って、だいたい40歳くらいの方が多いんです。

はじめは偶然の一致かなとか思っていたんですが、今ではきっと40歳前後というのは、女性の人生のひとつの大きな節目なんだろうなと考えるようになりました。

理由は大きく分けて3つです。

体力の衰え

ひとつ目は、体力的に無理が利かなくなり始めること。

それまでは、根性とか気力で突破できるようなことだったとしても、さすがに40ともなると体力が落ちてきて若いころのような無茶ができない。

寝不足だとがんばれない、書類にピントが合いづらい。
PMSなのかプレ更年期なのか太り過ぎなのか、身体がずっと重くてしんどい。

最後に絶好調だったのはいつだっけ?みたいになってくる。

パワープレイが通用しなくなって、根性論以外のやり方を探し始めるのが、このお年頃。

環境の変化

それからふたつ目は、とりまく環境の変化。

ここを細かく分けると、子育て、親、仕事などの問題がある。

第1子出生時の母の平均年齢は30.9歳だそうで、40歳は子どもが小学校中学年くらいになる人が多い。
この年齢くらいになると、子どもの友だち同士の人間関係、学校の先生とのやり取り、不登校の長期化、思春期の入り口など、問題が複雑化する。
それまでは、親が自分の都合で子どもをコントロールできていても、だんだんそうはいかなくなってくる。

その一方で、親世代が定年退職して年金受給者になる頃。
すると出てくる「誰が面倒みるのか問題」。
それまで自分たちのことだけ考えていれば良かったのに、親戚やきょうだいとの問題、お金の問題、介護の問題、、、
目をそむけたくなるような問題がどどーんと眼前に迫ってくる。

そして、仕事をしている人は、いよいよ油が乗ってくる頃。
中間管理職的なポジションに置かれる人も多く、それまでは自分の仕事をがむしゃらにがんばっていれば良かったけれど、人をまとめる立場になると、自分ひとりががんばるだけではどうにもならないことも増えてくる。
また、これまで派遣やパートでがんばってきた人は、この先どうするかの選択に迫られる時期でもある。

そんなわけで、これまでは自分ひとりの裁量でどうにかなっていたことも、取り巻く人間関係が複雑化して、問題も複雑化して、どうにもならなくなってくるのが、このお年頃。

人生のゴールが見え始める

最後に3つ目。

40歳になると、自分とさして歳が変わらない人の大病や死に直面することも多くなる。

これまで自虐的に「おばさん」と自称することはあっても、心の中では、人生まだまだ長い、自分はまだまだ若い、とタカをくくっていた。

でも、40過ぎると名実ともにガチでガチガチの「おばさん」になる。

自分にはあとどのくらいの時間が残されているんだろう?
元気で動き回れるのはあとどのくらいなんだろう?
新しいことを始めるにはもう限界か?

そんな風に考えるようになって、「このままでいいのか?」「わたしはこのまま人生を終えるのか?」と悩み始めるのが、このお年頃。

というわけで、
パワープレイが通用しない、取り巻く人間関係が複雑化する、人生の終わりが見えてくる、、

この3つが40歳前後が女性の人生のひとつの大きな節目だと思う理由です。

もういつまでも問題を先送りにはできない。
自分の人生とそろそろ本気で向き合わなくちゃ。

そういう気づきが降りてくるのが、40前後の人に多いのだろうなと思っています。

年齢の話をすると誤解されそうなので一応申し添えますと、40歳が人生の分かれ目というのは、ひとつの目安の話であって、「それより前は早すぎる」とか、逆に「それを過ぎたらアウトよ」と言いたいわけではありません。

今まで1000人を超すお客さまとお話してきて、ちょうどそのあたりが自分の人生と本気で向き合うポイントになる人が多いというお話です。

ちなみに、わたしの知る限りでは、幼少期の家庭環境が複雑だった人ほど、心の問題と向き合い始めるのが早い傾向があります。

それは、もう生きづらい原因がはっきりしているし、このままじゃどうにもこうにもしんどいという思いが強いからですよね。

逆にご自分の幼少期の家庭環境が「わりと普通だった」と思っている人ほど、今日の記事のようにある程度年齢を重ねてからでないと向き合えないパターンが多いです。(わたし自身もそうです。)

その理由は、「普通に育った」という思いが邪魔して、生きづらさの理由がなかなか幼少期とリンクしづらいから。
そして、薄々気づいても、「育ててもらった親を悪く思っちゃいけない」という思いで、過去と向き合うことを回避しがちだからです。
あと、機能不全家族の人ほど傷が深くないから、若いうちはどうにかごまかしがききやすいというのもあると思います。

でも、いつもお伝えしているとおり、今の生きづらさの源は、必ず幼少期にあります。
そして、インナーチャイルドを癒すことや幼少期を振り返ることは、親を恨むこととはちがいます。
自分らしい人生を生きるために必要なプロセスです。

今、人生のターニングポイントにいるかもしれないそこのあなた。

気づいたときがはじめどき。

ぜひ、一歩前に踏み出してみてくださいね。
チャレンジお待ちしています。

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