【お悩み相談】話すことに苦手意識があって会話を楽しめない
※本記事のケーススタディは、複数のお客様から寄せられたご相談内容を元に、一般化・再構築したものです。
ご相談者さま(仮名)
まりこさん(40代・女性)
ご相談内容(ケーススタディ)
わたしは、話をするのが苦手で、人と一緒にいてもうまく楽しむことができません。
周りの人は、上手に話してその場を盛り上げているのに、自分が話し始めるとシーンとしてしまう感じがして、話すのを躊躇してしまいます。
会社の飲み会や友人とのランチ会とかでも、「話がつまらない」とか、「あの人がいるとしらける」とか思われてるんじゃないかなって考えてしまい、参加するのが憂鬱になっています。
できれば、いろんな人と仲良くなって自分の視野を広げたいと思っているのですが、どうすれば苦手意識を克服できるでしょうか?
ご自分のことを「話すのが苦手」「口下手」と評される方は少なくありません。
本当は人が好きで、いろんな人とかかわってみたいと思っていても、話すのに苦手意識があると、ハードルが高いですよね。
表出しているお悩み(顕在意識の悩み)
表出しているお悩みを整理してみよう!
まりこさんが抱えているお悩みを整理すると以下のとおりです。
- お悩み:話すのが苦手 自分が話すと場がシーンとしてしまう気がする
- 登場人物:まりこさん、お友だち・同僚
もっと人と仲良く過ごしたいという気持ちはあるのに、話すことへの苦手意識が人とかかわることを遠ざけてしまうなんて、とってももったいない。
このように、日常生活で抱える「本当は○○したいのに○○できない」というお悩みは、インナーチャイルドからのSOSです。
幼少期の振り返り(ヒアリング内容の一部)
幼少期のことを振り返ってみよう!
まりこさんと一緒に幼少期の棚卸しをしてみました。
- 父方祖父母・父母姉がいる6人家族
- 5歳上の姉は、まりこさんとは真逆のタイプ。積極的で社交的。
- 姉はムードメーカーで、学校でも家でも常に話題の中心。
- 祖父母も父母も姉の話にはよく笑っていた記憶がある。
- 一方でまりこさんの話には、あまりリアクションをしてもらえなかったと感じていた。
- まりこさんが話し始めても、途中から姉が割り込んできて、話題をさらってしまう。
- まりこさんは子どものころから、話すことに苦手意識がある。
まりこさんは、話し上手なお姉さんと自分を比べて、いつも劣等感を抱いていたことがわかってきました。
※インナーチャイルドケア講座(本講座)をご受講くださる方は、講座の中で丁寧に幼少期の振り返りをしていきます。
インナーチャイルドの声(潜在意識の声)
内なる声に耳を澄まそう!
まりこさんとお話をするうちに、インナーチャイルドの声が聴こえてきます。
- わたしって話すのが苦手なつまんない子。
- どうせわたしの話なんて誰も興味ないんだ。
- みんな結局明るい子が好きだよね。
- わたしといても退屈って思うよね。
- わたしのことなんか誰も相手にしてくれないよね。
本当は自分の話を聞いてほしいと思っても、「どうせ興味を持ってもらえない」と考えて、口をつぐんでしまっていたんですよね。
※インナーチャイルドケアメソッドを習得すると、インナーチャイルドの声を聴きとるスキルが身に付きます。
過去と今がリンクする瞬間(感情の再体験)
感情の再体験が起きていることを理解しよう!
ここまで掘り下げてみると、まりこさんが抱える「話すのが苦手」という劣等感は、子どものころに味わっていたものによく似ていることに気づきます。
まりこさんのインナーチャイルドは、
「どうせみんな明るくて楽しいお姉ちゃんが好きなんだ。わたしは話すのが下手だから、みんなに相手にしてもらえないんだ」という苦しみを、再上演しているわけなんですね。
これをインナーチャイルドケアメソッド®では、「感情の再体験が起きている」と考えます。
頭では、「別にうまく話せなくたっていい」とわかっているけれど、心(インナーチャイルド)が「そんな自分はダメだ」と思っているから、どうしても話すのが怖くなってしまうんですよね。
インナーチャイルドからのSOSを受け止める
インナーチャイルドの痛みに目を向けよう!
ここまで掘り下げができたとしても、多くの人はこんなとき、「そんなこと気にしても無駄だ」「無理に話さなくても堂々としていればいい」などと考えて、無理に自分の気持ちを閉じ込めようとするのではないでしょうか?
でも、わたしのインナーチャイルドケアメソッド®においては、そのやり方はむしろ「逆効果」だとお伝えしています。
「感情の再体験が起きている」のは、インナーチャイルドが「今この気持ちを癒してほしいよ!」とSOSを出してくれているのですから、無視して閉じ込めれば、インナーチャイルドがさらに傷つくだけです。
自分の感情に向き合い、自分自身で癒しを施すしか、楽になる道はないのです。
まりこさんの場合には「どうせみんな明るくて楽しいお姉ちゃんが好きなんだ。わたしは話すのが下手だから、みんなに相手にしてもらえないんだ」と苦しくなっているので、その痛みから目をそらさずにをしっかりと理解して、自分自身でインナーチャイルドに寄り添うことが必要なのです。
このようなケースでは、癒しを進めることで、話上手にならなくてはと思う気持ちを手放せて、その場で自分らしく振舞うことができるようになっていきます。
その結果、リラックスして話せるようになり、「案外口下手じゃないのかも」って気づいたりもします。
※強度のトラウマをお持ちの方はフラッシュバックが生じる可能性がありますので、決して無理をしないでください。
インナーチャイルドケアはじめてみませんか?
自分で自分をケアできるスキルを身に着けよう!
まりこさんのケースを通して、普段あなたが感じている「なぜかモヤモヤする」「いつも同じパターンで悩んでしまう」といった感覚が、実はインナーチャイルドからのSOSかもしれないということに、気づいていただけたでしょうか?
頭では「気にしても仕方ない」とわかっていても、心がどうしようもなく揺さぶられるのは、あなたの中のインナーチャイルドが癒しを求めて、あなたにSOSを発信している証拠です。
インナーチャイルドの声を聴いて、必要な癒しを施すことで、今目の前の問題は必ず解決へと向かいます。
まだ幼かったあなたがどれほどの痛みを抱えていたかを理解し、誰よりも深く寄り添うことができるのは、世界中でたったひとり、あなただけ。
これからの人生を自分らしく楽しく生きるため、自分で自分をケアできるスキルを身に着けませんか?
入門講座でお待ちしています!