【お悩み相談】起業したいけどなかなか一歩が踏み出せません
※本記事のケーススタディは、複数のお客様から寄せられたご相談内容を元に、一般化・再構築したものです。
ご相談者さま(仮名)
りこさん(30代・女性)
ご相談内容(ケーススタディ)
自分の働き方について悩んでいます。
今は、子育てをしながらフルタイムで働いています。
毎日がバタバタと過ぎていく中で、わたしの人生このままでいいのかなと思うことがあります。
贅沢なことなのかもしれませんが、子どもとの時間をもっと大切にしたいですし、できれば人間関係のストレスなく、自分の好きなことを仕事にしたいとも思っています。
でも、この先の収入面の安定を考えると、なかなか一歩が踏み出せずにいます。
実は、以前にも同じような考えから副業を始めようと起業塾に通ったこともあるのですが、SNSで発信することすらできずに挫折したことがあります。
どうしたら勇気をもって行動できる人になるのでしょうか?
わたしのクライアントさんには、密かに起業をしたいという思いを抱いている方がたくさんいます。
自分の好きなことでお金を稼げたらいいなって思うお気持ち、めっちゃわかります。
でも大半の人はそれを実現できないまま、二の足を踏んでしまうのではないでしょうか。
表出しているお悩み(顕在意識の悩み)
表出しているお悩みを整理してみよう!
りこさんが抱えているお悩みを整理すると以下のとおりです。
- お悩み:起業に一歩踏み出せない
現在の仕事を辞めて起業をしたいと考えているが、なかなか一歩が踏み出せない。 - 登場人物:りこさん
りこさんのように、思い描く理想の未来像がありながら、現実とのギャップに苦しんでいる人、実はたくさんいらっしゃると思います。
こんな状態を心理学の言葉で「自己不一致」と言います。
インナーチャイルドケアメソッドの視点でこの自己不一致を説明するなら、インナーチャイルド(潜在意識)とインナーマザー(顕在意識)の意見が合わず不仲な状態ということができます。
これが、あなたの人生がスタックしてしまう(行き詰る)最大の理由です。
幼少期の振り返り(ヒアリング内容の一部)
幼少期のことを振り返ってみよう!
りこさんと一緒に幼少期の棚卸しをしてみました。
- 父母妹がいる4人家族
- 父は教師で母は書道の先生。親戚も妹も公務員。いわゆる公務員一家。
- りこさんは、子どものころから成績優秀の優等生だった。
- りこさんは、気が強く負けず嫌いな一面があった。
- 両親からは公務員になることを期待されていたが、その期待をあえて裏切って、一般企業に就職した。
- 妹は、両親に言われるがまま公務員の道を選んだ。
りこさんは、型にはまることへの反発心がありつつも、親譲りの保守的な思考も持ち合わせていて、そんな自分に対してジレンマを感じていることがわかってきました。
※インナーチャイルドケア講座(本講座)をご受講くださる方は、講座の中で丁寧に幼少期の振り返りをしていきます。
インナーチャイルドの声(潜在意識の声)
内なる声に耳を澄まそう!
りこさんとお話をするうちに、インナーチャイルドの声が聴こえてきます。
- お父さんやお母さんの言うなりなんてイヤ!
- わたしは自分の力で生きていける強い子だよ!
- 絶対に成功してやるんだ!
- でも、本当は怖い。
- お父さんやお母さんの言うことを聞かずに失敗しちゃったらどうしよう。
- レールから落っこちたらもう戻れないかも!
人からは自立心旺盛でしっかり者に見えるりこさんですが、本当は、強く生きたい気持ちと怖くて甘えたい気持ちの間でゆらゆら揺れていたんですよね。
※インナーチャイルドケアメソッドを習得すると、インナーチャイルドの声を聴きとるスキルが身に付きます。
過去と今がリンクする瞬間(感情の再体験)
感情の再体験が起きていることを理解しよう!
ここまで掘り下げてみると、りこさんが抱えるジレンマの正体が、子どものころに味わったものによく似ていることに気づきます。
りこさんのインナーチャイルドは、
「お母さんの言うとおりになんてしたくないけど、言うとおりにせずに失敗するのが怖い」という苦しみを、再上演しているわけなんですね。
これをインナーチャイルドケアメソッド®では、「感情の再体験が起きている」と考えます。
もちろん、頭では、「たった一度の人生、型にはまって生きなくていい」とわかっているけれど、心(インナーチャイルド)がそれを理解していないから、どうしても一歩踏み出す勇気が湧いてこないんですよね。
インナーチャイルドからのSOSを受け止める
インナーチャイルドの痛みに目を向けよう!
ここまで掘り下げができたとしても、多くの人はこんなとき、「こんなところで逃げてちゃダメ」「そんなことじゃ変われない」と考えて、無理に自分を鼓舞しようとするのではないでしょうか?
でも、わたしのインナーチャイルドケアメソッド®においては、そのやり方はむしろ「逆効果」だとお伝えしています。
「感情の再体験が起きている」のは、インナーチャイルドが「今この気持ちを癒してほしいよ!」とSOSを出してくれているのですから、無視して閉じ込めれば、インナーチャイルドがさらに傷つくだけです。
自分の感情に向き合い、自分自身で癒しを施すしか、楽になる道はないのです。
りこさんの場合には、「お母さんの言うとおりになんてしたくないけど、言うとおりにせずに失敗するのが怖い」わけなので、その痛みから目をそらさずにをしっかりと理解して、自分自身でインナーチャイルドに寄り添うことが必要です。
りこさんのようなケースでは、癒しを進めることで、絶対に起業してやる!とムキになる気持ちや、失敗するのが怖いと思う気持ちから解放されて、自然体で小さなチャレンジを積み重ねることができるようになっていきます。
起業の道は一日にして成らず。
その繰り返しが、気づいたら、想像もしていなかった未来にりこさんを連れて行ってくれるんです。
※強度のトラウマをお持ちの方はフラッシュバックが生じる可能性がありますので、決して無理をしないでください。
インナーチャイルドケアはじめてみませんか?
自分で自分をケアできるスキルを身に着けよう!
りこさんのケースを通して、普段あなたが感じている「なぜかモヤモヤする」「いつも同じパターンで悩んでしまう」といった感覚が、実はインナーチャイルドからのSOSかもしれないということに、気づいていただけたでしょうか?
頭では「気にしても仕方ない」とわかっていても、心がどうしようもなく揺さぶられるのは、あなたの中のインナーチャイルドが癒しを求めて、あなたにSOSを発信している証拠です。
インナーチャイルドの声を聴いて、必要な癒しを施すことで、今目の前の問題は必ず解決へと向かいます。
まだ幼かったあなたがどれほどの痛みを抱えていたかを理解し、誰よりも深く寄り添うことができるのは、世界中でたったひとり、あなただけ。
これからの人生を自分らしく楽しく生きるため、自分で自分をケアできるスキルを身に着けませんか?
入門講座でお待ちしています!