なんでもやってあげたくなっちゃうタイプ|インナーチャイルドケア通信
ICCM Newsletter — by Yoko Mori
Letters on Inner Child Care Method®
この記事について
※この記事はメールマガジン「インナーチャイルドケア通信」で配信した内容を掲載したものです。
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さて、今回は「なんでもやってあげたくなっちゃうタイプ」の人についてお話したいと思います。
わたしは、「なんでもひとりでやってしまうタイプ」の人間なので、
「なんでもやってあげたくなっちゃうタイプ」とか、
「守ってあげたくなるタイプ」の人に嫉妬しています笑
「あんなふうに可愛げがあったら、きっと人生得だろうなぁ」
なんて思ってしまうわけです。
でも、わたしのお客さまの中には、
典型的な「なんでもやってあげたくなっちゃうタイプ」なのに、
生きづらいという人がいます。
彼女たちの悩みは、
- 自分に自信がない。
- 思っていることを言えない。
- 周りの意見に振り回される。
- 自分の本音がよくわからない。
などです。
彼女たちにないもの。
それは「自分軸」。
自分で自分がどうしたいのかがわからなくて、
人の意見に合わせてあっちこっちグラグラしてしまう。
他人軸で優柔不断な自分が好きになれないというのです。
そんな彼女たちの幼少期には共通点があります。
それは、お母さんが過干渉だったこと。
お母さんがなんでもかんでも先回りして、
「ああしなさい」「こうしなさい」と言ってしまうので、
自分で考えて行動する力が身につかず、指示待ち人間になってしまうのです。
「自分で考えて決める」ということがものすごく怖くて、
「これで合ってるのかな?」と誰かに確認せずにはいられない。
そのため、常に「依存できる相手」を必要としています。
その相手は、そのままお母さんの場合もあれば、
恋人・配偶者・友だち・上司など、頼れる存在の人になることも多いです。
そういう人に寄りかかって、自分の人生の舵取りを委ねてしまうと、
自分がどうしたいのかが、ますますわからなくなっていくのです。
この問題の解決方法はただひとつ。
自分の中に「インナーマザー」というお母さん的存在を確立して、
「インナーチャイルド」の心のよりどころになること。
「ここにいれば、インナーマザーがいつでも寄り添っていてくれて、安心安全なんだ。」
そういう感覚が持てるようになると、
「自分のことが信用できない」「誰かに決めてもらう方が安心」
という今までのあなたから、
内側に一本線がとおって、「自分軸のある人」に変わっていくことができます。
たった一度の人生、
他の誰かに自分の人生の舵取りを任せたままなんて、本当にもったいないんです。
「なんでもやってあげたくなっちゃうタイプ」は卒業して、
自分で自分をケアできる人になりませんか?
