生きづらさを手放して自分と仲良く生きていく

【お悩み相談】自分の子をよその子と比べてしんどくなる

  
inferiority-in-parenting
\ この記事を共有 /
【お悩み相談】自分の子をよその子と比べてしんどくなる

※本記事のケーススタディは、複数のお客様から寄せられたご相談内容を元に、一般化・再構築したものです。

ご相談者さま(仮名)

ちかこさん(40代・女性)

ご相談内容(ケーススタディ)

小2の娘がおり、いくつか習い事をさせています。
同じ体操教室に通っている同級生の女の子のことで、最近心がざわつくことが増えました。

その娘さんは、いつもコーチに褒められるような器用なタイプで、うちの娘も体操が好きでがんばってはいるのですが、同時期に入ったのに、その差は歴然です。
その子が発表会で代表に選ばれたり、注目を浴びたりするたびに、モヤモヤしてしまいます。

子ども同士は仲良しで、娘もその子と比べて落ち込んだりしているわけではないのですが、親のわたしが勝手に比べて焦ってしまいます。

その子のママさんとも、はじめは一緒に見学したり仲良くしていたのですが、最近はなんとなく見下されているような気がして、こちらから避けてしまいます。

別に体操の選手を目指しているわけでもないですし、たかが小学生の習い事ですし、本人がよければそれでいいと思うのですが、どうしてこんなにもモヤモヤしてしまうのか、自分でもわかりません。

このままでは、娘にもこういう気持ちが伝染しそうで怖いです。

自分の子をよその子と比べてしまって、自己嫌悪に陥ることってありませんか?

表出しているお悩み(顕在意識の悩み)

表出しているお悩みを整理してみよう!

ちかこさんが抱えているお悩みを整理すると以下のとおりです。

  • お悩み:自分の子をよその子と比べてしまう
    自分の子よりできのいいママ友の子の存在にモヤモヤしてしまう。
  • 登場人物:ちかこさん、ちかこさんの娘さん、ママ友Aさん(女性・同年代)・Aさんの娘さん

「子どもが満足していればそれでいい」「比べる必要なんてない」と頭ではわかっていても、心が追い付かず、つい比べてモヤモヤしてしまう。

このように、日常生活で抱える「気にしても意味がない」「考えても仕方ない」というお悩みこそが、インナーチャイルドからのSOSです。

幼少期の振り返り(ヒアリング内容の一部)

幼少期のことを振り返ってみよう!

ちかこさんと一緒に幼少期の棚卸しをしてみました。

  • 父母姉との4人家族
  • 父母の仲も悪くなく、経済的にも恵まれている。
  • 傍から見れば、幸せな家族。
  • 年子の姉は、なんでもできる優等生タイプ。先生や近所の人からの評判もいい。
  • 姉は、勉強もスポーツも器用にこなし、友だちづきあいも上手。
  • ちかこさんもそれなりに勉強やスポーツをがんばっていたが、姉には到底及ばない。
  • 両親からは、姉と比べられたり、否定されたりすることはなかった。
  • 自分では、姉と比べて不器用で、要領が悪いと自覚していた。
  • 姉と自分を比べて劣等感を感じることが多かった。

ちかこさんは、心の中でいつもお姉さんみたいになれない自分にコンプレックスを感じていましたが、それをうまく言葉に出せずに、ひとりで抱え込んでいたことがわかりました。

※インナーチャイルドケア講座(本講座)をご受講くださる方は、講座の中で丁寧に幼少期の振り返りをしていきます。
※表出するお悩みが似ていても、幼少期のバックグラウンドはまったく異なることがあります。

インナーチャイルドの声(潜在意識の声)

内なる声に耳を澄まそう!

ちかこさんとお話をするうちに、インナーチャイルドの声が聴こえてきます。

  • わたしなんかどうせ
  • 何をやってもお姉ちゃんには敵わない
  • がんばっても無駄なんだ
  • お父さんもお母さんもきっとお姉ちゃんの方が好きなんだ
  • わたしなんていなくてもいいんだ

本当は、抱えているコンプレックスをお母さんに打ち明けて、「そのままでいい」と言ってほしかったけど、言葉にできないままぎゅっと閉じ込めていたんですね。

※インナーチャイルドケアメソッドを習得すると、インナーチャイルドの声を聴きとるスキルが身に付きます。

過去と今がリンクする瞬間(感情の再体験)

感情の再体験が起きていることを理解しよう!

ここまで掘り下げてみると、ちかこさんがママ友Aさんに対して味わっているモヤモヤの正体が、子どものころに味わったものによく似ていることに気づきます。

ちかこさんのインナーチャイルドは、ママ友Aさんに優秀なお姉さんを重ねて、
ついでに、子どもたちに自分のきょうだい関係を重ねて、
「どうがんばっても敵わない」という劣等感を、再上演しているわけなんですね。

これをインナーチャイルドケアメソッド®では、「感情の再体験が起きている」と考えます。

もちろん、頭では、Aさんはお姉さんではないし、子どものことでライバル心を抱くなんておかしいってわかってはいるけれど、心(インナーチャイルド)がそれを理解していないから、自分でもコントロールが効かないくらいに、かき乱されちゃうわけですね。

インナーチャイルドからのSOSを受け止める

インナーチャイルドの痛みに目を向けよう!

ここまで掘り下げができたとしても、多くの人はこんなとき、「気にしても意味がない」「考えても仕方ない」と考えて、自分の気持ちを閉じ込めようとするのではないでしょうか?

でも、わたしのインナーチャイルドケアメソッド®においては、そのやり方はむしろ「逆効果」だとお伝えしています。

「感情の再体験が起きている」のは、インナーチャイルドが「今この気持ちを癒してほしいよ!」とSOSを出してくれているのですから、無視して閉じ込めれば、インナーチャイルドがさらに傷つくだけです。

自分の感情に向き合い、自分自身で癒しを施すしか、楽になる道はないのです。

ちかこさんの場合には、「どうがんばっても敵わないことがどうしようもなく苦しいわけなので、その痛みから目をそらさずにをしっかりと理解して、自分自身でインナーチャイルドに寄り添うことが必要なのです。

ちかこさんのようなケースでは、癒しを進めることで、比較グセが次第に減っていきます。
そして、自分の子のありのままを受け入れることができるようになっていきます。

※強度のトラウマをお持ちの方はフラッシュバックが生じる可能性がありますので、決して無理をしないでください。

インナーチャイルドケアはじめてみませんか?

自分で自分をケアできるスキルを身に着けよう!

ちかこさんのケースを通して、普段あなたが感じている「なぜかモヤモヤする」「いつも同じパターンで悩んでしまう」といった感覚が、実はインナーチャイルドからのSOSかもしれないということに、気づいていただけたでしょうか?

頭では「気にしても仕方ない」とわかっていても、心がどうしようもなく揺さぶられるのは、あなたの中のインナーチャイルドが癒しを求めて、あなたにSOSを発信している証拠です。

インナーチャイルドの声を聴いて、必要な癒しを施すことで、今目の前の問題は必ず解決へと向かいます。

まだ幼かったあなたがどれほどの痛みを抱えていたかを理解し、誰よりも深く寄り添うことができるのは、世界中でたったひとり、あなただけ。

これからの人生を自分らしく楽しく生きるため、自分で自分をケアできるスキルを身に着けませんか?

入門講座でお待ちしています!