不登校、ここだけのはなし ~母たちの本音 「大丈夫ですよ」と言われても~
ICCM Newsletter – by Yoko Mori
Letters on Inner Child Care Method®
この記事について
※この記事はメールマガジン「インナーチャイルドケア通信」で配信した内容を掲載したものです。
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今日は、
お子さんの不登園・不登校に悩んでるお母さんたちへ。
わたしのお客さまには、お子さんの不登園・不登校、
もしくは行き渋りで悩んでいる方がむちゃくちゃ多いです。
なんなら小中学生の半分は休んでるんじゃないかなって錯覚してしまうくらい、
わたしの周りにたくさんいます。
だからちっとも驚きません。
(ちなみに、うちの子も学校苦手ですw)
そんなお母さんたちは、
どうしたら我が子が元気を取り戻してくれるか、
四六時中考えていて、とっても疲れています。
自分ひとりで考えていても解決方法が見つからないから、
どこかに相談することもあるでしょう。
- スクールカウンセラーさん
- 不登校専門のカウンセラーさん
- お住まいの地域の教育相談
など、いろんな相談先がありますものね。
「大丈夫ですよ」と言われても
昔とちがって、
「なにがなんでも行かせましょう」なんてことを言う
化石みたいなアドバイザーさんは、まずいません。
たいてい、こう言われます。
「今、時代が変わってきていますから。
絶対学校に行かないといけないわけではありませんよ。
通信制の学校やフリースクール、いろんな選択肢もあります。
多様性の時代ですから、焦らなくて大丈夫ですよ。
もう少し肩の力を抜いてください。
お子さんには、お母さんの笑顔がなによりの栄養ですから。」
…..みたいなこと。
ね、言われたことあるでしょ?
そういう言葉にちょっと安心する反面、
正直の正直、こうも思いません?
「いやいや、あなた、
自分の子どもが不登校でも同じこと言えます?
あなたはどうせ、ちゃんと学校に行って、
立派な仕事をしてる人でしょ?
お子さんもさぞ優秀なんでしょ?
そんなあなたに、わたしの気持ちがわかります?
この子がこのまま引きこもりになって、
将来仕事もしなくて食うに困ったらどうするの?
それに、毎朝、学校に行くか行かないかで一喜一憂して、
ビクビクしながら学校に欠席連絡して、
自分の自由時間もなくて、昼ごはんの支度もして、
子どもを傷つけないように気を遣って、
周りの人から変に気を遣われて、
夫や親からはごちゃごちゃ言われて。
そういうわたしの気持ち、わかる?
ね、わかんないでしょ?」
って。思いません?
変に干渉されて圧かけられるのもイヤだけど、
「大丈夫ですよ」なんてのんきに言われてしまうと、
自分ひとりがジタバタしてるみたいで、
無性に悲しくなるし、腹も立ってくる。
そういうお気持ちになるの、無理もないですよ。
不登校の子の親がほしいのは「将来の保証」
悔しいけど、これが現実なんですよね。
専門職の方のお仕事は、
「子どもが今、安心して生活できるようにサポートすること」です。
だけど、わたしたち親が本当に聞きたいのは、
「どうしたら子どもが食うに困らない生活ができるか」
「そのために今できることはなんなのか」
という、将来の保証とそれを得るための方法なんです。
それがないから、焦ってイライラして、
周りの目が気になって不安で、
子どもにおおらかになれずに苦しいわけです。
今大丈夫かじゃなくて、この先本当に大丈夫なのか。
本当に知りたいのはそこ。
それを誰かに教えてほしい。
相談と感情のケアをわけて考える
でも、うすうすお気づきのとおり、
そんなこと、誰にもわかりっこない。
そもそもちゃんと学校に行っていたって、
将来食うに困らない保証はない。
不安でも怖くても、
わたしたちは、今を生きるしかないんです。
だから、わたしはこれをお勧めしたい。
あなたがその人たちからもらえるのは、
今、お子さんにどう接したらいいのかのアドバイスや、
一歩先の選択肢の情報だけ。
その前提でアドバイスをもらいに行くのは、とっても有意義。
ひとりでがんばっていると、
どうしても視野が狭くなってしまいますから。
そして、
あなたの抱えている、お子さんの将来への不安や怖れは、
あなた自身で癒す。
それは誰にも代わってもらえないし、
誰にも解決してもらえない部分だからです。
対応方法の相談と、感情のケア。
ここを分けてできると、びっくりするくらい視界が開けます。
残念ながらわたしも、
お子さんの将来を保証することはできません。
でも、
お母さんの感情をケアする方法なら、お伝えできます。
あなたが自分の感情を自分で受け止められるようになると、
答えのない答えを探して、右往左往したり、
わかってくれない周囲に失望してイライラすることは、必ず減っていきます。
それが結果として、
お子さんにとっても、いちばんいいことなんじゃないかなって、
わたしは思っています。
お母さんたち、今日もお疲れさまです。
今日のまとめ
・不登校専門家の仕事は、「子どもが今、安心して生活できるようにサポートすること」。
・不登校の相談をして「大丈夫ですよ」と返ってくるとモヤモヤするのは、「将来の保証」をどこからももらえないから。
・将来の保証は、学校に行っていても行っていなくてもどこにも存在しない。
・「情報を仕入れること」と「感情の癒し」は分けて考える。
・子どもの不登校で生じる、不安や怖れは、自分自身で癒すもの。


